173 槍の達人リン
Bランク冒険者パーティー『黒の衝撃』の男3人に囲まれた、ジャイアントハーフの聖騎士リン。
3人の男達の言動に怒り心頭のリン。
普通なら、「俺のツレに何言ってんだぁ!」って怒るパターンだけど、リンが沸点に達してるので、逆に冷静になったみたいだ。ここは、リンの思うようにやらせて、下手に手出ししない方が良いと思っている。
温かく見守る事にした。
斧男の「オウオウ」が斧を振り上げた。
手練れだと ①斧を振り上げ ②踏み込みながら斧を振り下ろす の二つの動作で攻撃する。
しかし斧男の「オウオウ」は 、①斧を振り上げ ②踏み込む ③斧を振り下ろす の3つの動作の攻撃をしてきた。
要は未熟者と言うわけだ。
比べてリンは槍の達人だ。①踏み込みながら槍を突き刺す。一つの動作で攻撃が完了する。
3つの動作で攻撃する者と、一つの動作で攻撃する者が、同じスピードで同時に攻撃を開始すれば、一つの動作で攻撃する者の武器が先に当たるのは道理。
しかも、重ねて言うがリンは槍の達人だ。
斧男「オウオウ」が、斧を振り上げる間に3回は槍を突き刺すぐらいのスピードがある。
槍を突き刺す、引くの動作を3回以上は行える。所謂、神速と言うヤツだ。
「おうおう、腕一本は覚悟しろぉ!」
「グヘヘ、泣き叫んでもおせぇぞぉ!」
「がはは、その胸を潰してやらぁ!」
ブシュッ!ブシュッ!ブシュッ!
結果、武器を振り上げた瞬間、斧男「オウオウ」と、山刀男「グヘヘ」と、黒バット男「ガハハ」の右肩をリンの槍が突き刺した。
「おうっ……」
「ぐへっ……」
「がはっ……」
目にも止まらぬ速さ、電光石火。
ガラン。ガラン。ゴドン。
武器を落とす男達。
しかもリンは、攻撃の後、槍を引きながら一歩下がり、いつでも攻撃が出来る様に身構えている。
その姿に1ピコメートルの隙も無い。
空手の残心と言うヤツだ。
シャマナとルツの『森の狩人』の女性二人が目をハートマークにして、両手を合わせて、リンを見ている。
「リン様、格好いい!」
「リン様は素敵なの!」
同じく『森の狩人』の男3人は、可哀想な顔で、金的を押さえて『黒の衝撃』の男達を見ていた。
それもその筈、リンは痛みに踞る『黒の衝撃』の4人の男達に対し、槍の石突きで一人づつ金的を潰していった。
グシャ。
「ぎゃあああああ」
4人の男達の悲鳴が順にギルド内に響いた。
「これで、もう女性に対して卑猥な言動は出来ないわね。」
勝ち誇った顔で満足げなリン。
「あら、何かと思ったら、リン様が害虫を駆除していたのね」
依頼を受注した剣聖ルイが、男達の悲鳴を聞いて駆け足で戻って来た。
ドガッ!ガコッ!バコン!ドゴン!
泣きながら悶え苦しむ男達を、剣の腹で叩いて気絶させた後、足で蹴って退かせながら俺が座るテーブルに来て、空いている席に座った。
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