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召喚ボッチは、サクッと強くなって、サクッと魔王を倒して、速攻家に帰りたい!~クラスみんなで魔王を倒す? そんな修学旅行&体育祭みたいな地獄のイベント、無理無理無理!~  作者: 優木凛々
第4章 ボッチ、最大のピンチを迎える

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07.あくまで他人事なボッチ vs 地下神殿(2)


本日2話目です。


 

 伝説の武器の説明があった、その日の夜遅く。


 太一は、食堂で1人夕食を食べていた。


(寝すぎた……)


 説明会の後、訓練施設で1時間ほど汗を流し、ちょっと休むつもりでベッドに寝転んだら、なぜか夜になっていた。


(疲れていたのかもしれない)


 そんなことをボンヤリと考えながら食事をする。


 ちなみに、今日の夕食はよく分からない肉料理とスープ、パンだ。

 全体的に調理実習で作る料理っぽい味はするものの、悪くはない感じだ。


 食事を終えると、太一はランプを持って暗い廊下に出た。

 時間が遅いせいか、館はシンとしている。


 廊下を歩いて部屋に戻ろうとして、彼はふと2階に上がる階段を見上げた。

 そういえば、図書室に伝説の武器についての本があったかもしれない。


(行ってみるか)


 太一は階段を上がった。

 月明かりが差し込む暗い図書室に入ると、本棚の傍に歩み寄った。



「ええっと、伝説の武器、伝説の武器……」



 しばらく探して、彼は2冊の本を手に取った。


 1冊は、『世界の地理』という本。

 もう1冊は、『伝説の武器』というズバリの名前の本だ。


 彼はランプの灯りの下、『伝説の武器』の本を開いた。


 本は見開き1ページになっており、右側に武器の絵、左側に名前などの解説が書かれている。

 最初のページは、いかにもファンタジーといった雰囲気の剣が描かれており、その横にはこんなことが書かれていた。


 ――――

 ・聖剣レグナート

 聖騎士が持つ剣で、持つ者に光の加護を与える

 ――――


 太一は思わず、「おおおおお!」とつぶやいた。

 めちゃくちゃカッコいい!



(これは中2心をくすぐられるな~)



 ページをめくると、次はカッコいい槍の絵だった。


 ――――

 ・聖槍クラウゼル

 聖なる槍、持つ者に光の加護を与える

 ――――



 他にも、杖や斧、ナイフなどがあり、デザインもネーミングもどれもめちゃくちゃカッコいい。



(やばい! 興奮して来た!)



 太一は胸の高鳴りを押さえながら、ページをめくった。

 自分のメイン武器の弓はどこにあるのだろうと探す。


 そして、とうとう弓を発見し、彼は思わず小さく叫んだ。



「きたこれ! ヤバい!」



 ――――

 ・神滅弓ラグナレク

 とてつもない破壊力を秘めた弓、光の加護が与えられる

 ――――



 絵を見ると、弓全体に古代文字っぽい彫り物がされており、なんとも神秘的かつスタイリッシュだ。


 太一は思わず小躍りした。

 他のと比較にならないくらいカッコいい!



(これは……、がぜんやる気になるな)



 伝説の武器とか、面倒くさいと思っていたけど、これは探し出す価値がある!



(よーし、がんばるぞ!)



 前回どこで見つかったのかと見ると、「オレツエ王国」にある地下ダンジョンで見つかったらしい。

『世界の地理』で探すと、それは海を越えた大陸にある国のようだった。



(遠いな……、これは船で行くのか?)



 今回もこの場所にあるなら、これは長い旅になりそうだ。


(てことは、お金も必要だよな)


 現在、王宮から太一たちに定期的に給料のようなものが支払われている。

 ここで生活する分には十分すぎるが、海を越えるとなると足りないだろう。


 誰にも言わずにササっと伝説の武器を取ってくるとなると、お金を稼ぐ必要がありそうだ。



(……なんか、やらなきゃいけないことが多そうだな)



 太一は本をパタンと閉じると、ため息をついた。

 忙しそうだなと思うが、『神滅弓ラグナレク』を手に入れられると思えば、そんなの大した話ではない。



(弓のためだ、がんばらないとな!)



 やる気に満ちながら図書室を出ると、自分の部屋に戻っていく。





 ――そして、次の日。


「それでは、これから伝説の武器を試してもらうぞい」


 クリスタルで作られた地下神殿にて、儀式が始まった。







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