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刹那の風景 第二章  作者: 緑青・薄浅黄
『 姫藪蘭 : 新しい出会い 』

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『 僕と伝言 』

 リシアのハルが近づくにつれて、空気の香りが変わってくる。

海の近くというのは、こんなにも空気に違いがでるものなのかと

内心驚いていた。アルトも違いを感じているようで盛んに耳を

動かしている。そんな僕達を、アギトさんは笑いながら見ていた。


「セツナもアルトも、海をみるのは初めてか?」


「はい」


「うん」


僕とアルトが、同時に頷く。


「それなら驚くだろうな」


「楽しみです」


「俺も!」


僕は、日本にいる頃に雑誌やテレビ、写真などで見た事はある。

アルトは、本に載っている文字や絵などから海というものを知っていた。

僕とアルトの共通点は、本物を見た事がないということだ。


リシアのハルは、リシアの中心となる街で北の大陸に渡る

船が出ている唯一の港町だ。リシアの中心といっても

ハル以外の町や村は、それほど多くはない。


花井さんがどういう風に、冒険者ギルドの街として作り上げたのかは

謎に満ちていた。この世界にある本を調べてもでてこない。

国が管理している文献を見れば、何かわかりそうだけど……。

情報を検索してわかった事といえば


元々未開の地であった場所を、1から育てたという事と

リシアという国の名前が、花井さんの大切な人の名前だという事。

後は、リシアを統治しているのは花井さんの子孫だという事の3つ。


リシアは、王ではなく総帥と呼ばれる人が統治しており

冒険者ギルドのトップもこの人物だ。その人物を支える一族があるらしい。

色々と暗躍している事だろうと思う。


リシアのハルの一番の特徴といえば、膨大な魔力を練られて作られた

堅固な結界。初代のギルド総帥 "シゲト"が作ったとされている。

流石に魔力は、代々の総帥が管理しながら補ってはいるようだけど。


この結界をこえるほどの魔法構築を、何処の国も作る事が出来ないようだ。

広い範囲を守るこの結界があるために、魔物が入ってくる事はない。

安全な国のひとつとして、ここで暮らしたいという人はとても多い。


リシアの次に安全だといわれる国は、ガーディル、エラーナ、バートル

とされている。その次にガイロンドがはいるんじゃないだろうか。


魔法の研究にしても、リシアの次にガーディルが追随している。

リシアとガーディルには、他の国にはないものが多いといわれており

それが人気の1つでもあるようだ。


各国の特徴といえば、エラーナは宗教国。

信心深い人達が多くいる国で、この国は ”エンディアの地”とも言われる。

月の神、エンディアが初めに降り立った場所らしい。


ガーディルは、勇者の国

ガーディルにしか、勇者は生まれないとされている。

生まれないどころか、無理やり召喚でつれてきているわけだけど

その事実は、一部の人間しかしらないはずだ。

揺ぎなき力を持つ勇者を輩出する事で、その地位を上げていた。

魔物との戦いが日常になっているこの世界では、力を持つものがいるという事が

民にとっては、安心材料となるのかもしれない。

獣人にとっては最悪な国だが、人にとってはそうではなく住みやすい国らしい。


バートルは、騎士の国

この国は、古くからあるわけではなく比較的新しい国に入る。

花井さんがいた時代と僕が居る時代では、地図の内容は大きく異なるようだ。

カイルがいた時代でも、国の名前が何度か変わっているところがあるし

なくなっているところもある。新しく出来た国もある。

現在も、北の大陸では地図から名前が消えている国がある。


リシアは、学問・魔法の国といわれていて

他には、自由の国ともいわれているようだ。

貴賎・種族問わず、才能のあるものなら学ぶ事を許される国。

身分による、特例などは一切ないらしい。

人であろうが、獣人であろうが同等として扱われる国だ。


そうは言っても、様々な国から人が集まると

そういう諍いは絶えないようで、1度めは注意。2度めは警告。

3度目に同じ事をした場合、ハルからの永久追放となるらしい。


アルトがリシアの事を、アギトさんから詳しく聞いていた。

海でつれる魚が美味しいであるとか、ギルドの本部は各国の支店とは

比べ物にならないほど大きく広いであるとか、出店には

珍しいものが沢山並ぶとか、ハルにしかない穀物で米と呼ばれるものに

卵と醤油をかけて食べる食べ物が最高だとか……。米? 醤油?

その言葉を聞いた瞬間、とてつもなく郷愁にかられる。

どうする事も出来ない感情。


思いがけず聞いた懐かしい言葉に、思わず立ち止まった。

僕が立ち止まったことに驚いて、アギトさん達が僕を見た。


「こめ?」


アギトさんの顔をみて呟くように問いかけた僕に

アギトさんが少し心配そうに僕を見た。

今の僕は、アギトさんを心配させるような表情をしているのだろうか。


「そうだが、どうかしたか?」


「いえ……なにも」


「そうか?」


「はい、すいません」


「……」


「師匠。米食べたいの?」


アルトが、尻尾を振りながら僕を見る。

その問いに、思わず本音がこぼれそうになるのをぐっとこらえた。

余計な事まで、話してしまいそうで。


「食べたいのは、アルトじゃないのかなぁ?」


「もちろん! 食べるに決まっているでしょ!」


胸を張って答えるアルトに、全員が声を上げて笑い

そしてまた歩き出す。


カイルから貰った情報の中には、全く引っかかりもしなかった。

それは意図的に、カイルが僕に隠していたという事だ。

なんとなく、腹立たしい。


懐かしいやら、腹立たしいやら、色々なもやもやを胸に抱え

花井さんが作った、ハルを守る結界をくぐった瞬間……。

僕の体の力が抜け、倒れると思ったがその前に誰かに支えられたようだ。


遠くで、アルトが僕を呼ぶ声が聞こえるけれど

返事する事も出来ず、僕は僕を呼ぶ声にしたがって意識を閉じた。


なのに。


第一声が、それってどういうことなのかな?


『よぉ、刹那、女はできたか?』


もう2度と会う事もない、声を聞くこともないと思っていた

人物との突然の再会。本当に驚いて、声もでなかったけど

どうやら、再会ではないようだ。


『わりぃな。俺が一方的に話すことしかできないんだわ』


僕の思考を読んだかのような、カイルの返答。


『これは、刹那の体の中に俺の魔力を埋め込んだものが

 ある条件を満たすと、発動するようになっている』


今まで全く気がつかなかった。

というか、多分気がつく事なんて出来ないだろう。

カイルの魔力も僕の魔力も、同じものなんだから……。


『この魔法が発動したということは、リシアのハルの結界をこえたな。

 ハルはいいぜぇ~。花井さんが眠った後は、俺が手を入れまくったからな。

 あははは。思いっきり楽しむといい。きっと、刹那が驚くものもある!』


お米とか、醤油とかだね。きっと。


『正しく伝わらなくて、微妙なものもあるが……。

 それはもう、諦めたほうがいいと気がついた。

 刹那も、そういうものを見つけても黙っていた方がいいぞ』


カイル。何を作ったの?


『まぁいい。無駄話を刹那に聞かせるために残したものじゃない。

 お前に、女が出来たかどうかは非常に気になるところだが

 ハルには、花街もあるから行ってみればいいんじゃないか?

 ただのまれるなよ。あそこは、ギルドが管理していて

 情報収集の場でもあるからな。適度に遊ぶ事だ。適度にな。適度に……』


がっくりと肩を落としているカイル。

それは、自分の経験上ってこと……なんだね。


『とにかく、ちょいと頼みたい事があったから

 こうやって、細工をしていたわけだ』


細工をしなくても、話してくれていれば

もっと早くに、リシアに来たのに。


『刹那の旅のついでで、いい事ばかりだ。

 そう気にするな。お前は真面目すぎる。

 お前が好きなように生きればいい。魔王にもなれると

 言っただろう? 自由に生きればいいんだ。

 刹那の枷はもうないんだからよ』


まるで、そこに居て、今僕と話しているように答えていくカイル。


『唯生きるな。楽しめ』


楽しんでるよ。弟子も出来た。ギルドにも入った。

チームも作った。大切な人もできたんだ。


『湿っぽい話はここまでだ。それでだな、刹那……。

 お前に頼みたい事は……』


そう言って、淡々と僕にお願い事とやらを告げていく。

カイル。一方的に話すって卑怯じゃない? 僕に拒否権はないの!?


『それから、俺の冒険者時代の名前は……』


僕が唖然としている間にも、カイルの口は止まる事がない。


『まぁ……なんだ……大変かもしれないが……』


どうして、そこまで放置しておくんだよ!

僕の旅のついででいいなんて、ことじゃないだろう!?


『じゃぁな! 頼んだっ!!』


そういって、爽やかに笑顔を浮かべ消えていこうとするカイルに

手を伸ばして引きとめようとした。寂しいからとか

もっと話していたいからとか、そんな感情を持つほどの余裕はない!!


『後……黒の奴らは……魔法を……』


だんだんと消えていくカイルに、必死になって言葉をかける。


「……ル! それは人としてどうなの!?」


「っ……」


「僕にどうしろって言うんだよ!!」


「し……師匠?」


「セツナ?」


「セツっち?」


そう叫んだところで、意識が戻る。

僕は、上半身を起こした状態で手を伸ばしていた。


余りにも、酷いお願いをされたせいで頭に血が上っていた僕は

周りを気にする余裕もなく、立ち上がり叫んだ。


「ありえないでしょう!?」


叫ばずにはいられなかったし、周りを見てもいなかった。

だから、アギトさん達全員が驚いた表情で、僕を凝視している事に

気がついてさえいなかった。そして、頭を抱えて座り込んだ瞬間

思いっきり笑う声が聞こえ、そこで僕は周りに人が居るのだと気がついた。


「ぐっ……ぐは、あははははははは」


笑い声に気がついて、立ち上がり振り返ると

エリオさんがお腹を抱えて笑っている。

クリスさんと、アルトは唖然とした表情で。アギトさんとビートは

笑い出す寸前だ。サーラさんは首を傾げて僕を見ていた。


「あはは、セツっち……セツっちでもそんな風に叫ぶ事があるのか」


「……」


「セツナも、取り乱す事があるんだな」


エリオさんとビートが、声を出して笑いながら僕を見ている。


「……僕も人間ですよ」


少し拗ねたような、返答になってしまい

それが更に、笑いの火種となる。


「いい加減笑うのをやめて欲しいのですが」


自分でも眉間にしわがよっているのがわかる。

それをみて、ビートがまた笑い出す。


「セツナ、お前意識がないときも眉間にしわが出来てたぜ?」


何を言っても笑われるので、溜息をついて隣を見ると

アルトが心配そうに僕を見上げていた。


「師匠大丈夫?」


「……アルトは優しいね」


笑うことなく、心配してくれるアルトに心が少し和んだ。

僕を見て、心配そうに揺れている尻尾をみて

もう1度大丈夫と伝えた。


「それで、何があった?」


アギトさんが、今までとは違う真剣な表情で僕を見る。

それは、ビート達も同じだった。各々が、適当にくつろいで

座っているように見えるが、僕を見る視線は全く正反対のものだ。


「別に……」


「別に何もなかったという、言葉は受け付けない」


「……」


「君が倒れた瞬間、セリアさんがセツナの体の中で

 魔法が発動したと教えてくれたからね」


アギトさんから視線をそらせると、セリアさんが

不安そうな表情のまま浮いていた。


「意識が戻ってからの、セツナを見ていると

 呪いの類ではなさそうが……私達には何があったのか

 聞く権利があるとは思わないか?」


どうやら、ごまかす事はできないようだ。


「話せないことがあります」


「話せることだけでかまわない。

 ただし、嘘はつくな」


「……了解しました」


いまだ心配そうに僕を見ているアルトを促し

その場に座る。この場所は、サーラさんが結界を張っているようだ。


「僕に魔法をかけていたのは、僕の命を助けてくれた人です」


「そうか」


サーラさんが、心配そうに僕を見ている事に気がつき

大丈夫ですからと、ひと言言葉をかけてから続ける。


「発動条件は、リシアのハルの結界をくぐること」


「ああ、だから結界を通った瞬間に意識が落ちたんだな」


「そうです。魔法の内容は……」


そこでカイルが僕に頼んだ内容を思い出して

自然と眉間にしわがよる。


「内容は?」


「ある人への伝言を頼まれました」


「伝言? ただそれだけの為に

 セツナの体に魔法を埋め込んだのか?」


そう、わざわざ僕の体に魔法を埋め込まなくても

残す手段はあったはずだ。魔法を構築して面倒な事をせずとも

カイルなら、一瞬で魔道具に残す事も出来るのだから。


なのに、あえてこの方法を選んだのは僕のため。


「……生きているうちに僕にそういう類のものを残せば

 僕はそれに従って、旅する場所を選んだでしょうから」


「そうか」


「僕の足に、枷をつけないために

 この方法を選んだのだと思います」


「その人は、本当に君を大切に思っていたんだろうな」


「……」


何も答えない僕に、アギトさんはあえて何も言わず話を進める。


「それで、伝言の内容はなんだったんだ?」


「……いいたくありません」


「言えないではなく、言いたくないのか?」


「ええ。出来れば僕自身忘れてしまいたい内容ですから」


「……気になるな。

 好奇心で聞いてもいいかい? セツナのあんな感情を

 引き出せるのは、今のところ彼だけのようだから。

 とても興味深いね。その彼に何を頼まれたのか」


ここでがらっと、アギトさんの雰囲気が変わり

それと同時に、ビート達の顔つきもかわる。


僕の中の魔法が、僕を害するものではなかったと

理解してくれたようだ。


「……」


「師匠? 何を頼まれたの?」


アルトも興味があるのか尻尾で地面を叩きながら

僕の返事を待っていた。


「そうですね……。

 僕がここで、頼まれた事の内容を話したとして

 アギトさん達が、その解決策を一緒に考えてくれるのでしたら

 話してもいいですよ」


「もちろん、協力はさせてもらうよ!」


嬉々としてそう告げたアギトさん。

そして、ビート達も頷いた。


僕が、カイルから頼まれた事を

全て話し終えると……アギトさん達は僕から視線をそらす。


誰一人僕と目をあわせようとしない。

エリオが、それは、俺っちでも叫びたくなる。と呟き。

サーラさんは、その目に怒りを宿していた。


「どうすればいいと思いますか?」


「……」


アギトさん達は、何も答えず

やっぱり、僕と視線を合わせようとはしなかった。


「師匠」


「うん?」


「俺は、ごめんなさいって謝るしかないと思う」


僕に解決策を教えてくれたのは、この中で唯一心が穢れていない

アルトだった。


僕の話を聞くだけ聞いて、視線をそらしたままのアギトさん達に

笑みを向けながら、アルトに返事を返した。


「そうだね。

 僕も、そう思うよアルト。教えてくれてありがとう」


僕の言葉に、アルトは嬉しそうに尻尾を振ったのだった。

カイルからの頼みごとの内容を、もう1度思い出し溜息をつく。

何度思い返しても……カイルが悪い。アルトの言う通り

謝るしかないのだろう……。


『まぁ……あれだ。可愛がっていた子供がいたんだ。

 生まれた時から知っていて、何かと面倒を見ていたわけだ。

 先に言っておくが、源氏計画を画策していたわけではないからな!


 だが、そいつが10歳ぐらいの時に

 将来結婚してねといわれた。俺はガキの戯言だと思っていたから

 適当にOKの返事をしたわけだ。本気だなんて思わねぇだろ?

 

 俺は、約束などすっかり忘れて、別の女性と恋に落ち

 何度目かの結婚をして、楽しく暮らしていたんだ……が

 ある時、冒険者をしている知り合いにあってこう言われた。

 お前、何時***を嫁にもらってやるんだ?

 ***はまだ結婚してないぞ、お前の事を待ってるんじゃないのか?

 いい加減所帯を持ってやれよ……てな。

 それが大体……10年ぐらい前か?


 そいつに言われるまで、記憶から消えていたわけだが

 俺は、その時の妻を愛していたし、今更顔を出すのもどうかと思った。

 そのうち俺の事など忘れて、他の奴を好きになるだろうと思ったんだが

 5年前に、聞いた噂ではまだ所帯を持っていないらしい。

 いや、大丈夫だ刹那。この世界の結婚適齢期はものすごく広い!

 寿命が長いからな! その辺りは大丈夫だ……多分。


 で……だな、俺は眠ることに決めた。この先……多分ないとは思うが

 もしだ、もし……刹那が***と会う事があって

 その時、まだ所帯を持っていないのであれば謝っておいてくれ。

 俺は眠りについたから、違う奴を見つけろと。

 持つべきものは、親友だよな。な!? 刹那、頼んだぜ!


 それから、俺の冒険者時代の名前は***だ。

 まぁ……なんだ……大変かもしれないが頑張ってくれ!

 じゃぁな! 頼んだっ!!』


どうして……10年前に、会いに行かなかったんだよカイル。

ずっと一途に、君を待っているかもしれない女性に

僕はなんて声をかければいいんだよ……。


途方にくれる僕に、アギトさん達は気の毒そうな

目を向けてくれるけど、そんなものはいらない。


いらないから、その彼女が少しでも傷つかないように伝える方法を

僕に教えてくれないだろうか? そんな視線をアギトさん達に向けるけど

僕がアギトさん達の方へと、視線を向けるとそっと視線をそらすのだった。





読んでいただきありがとうございました。

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僕達の小説を読んでいただき、また応援いただきありがとうございます。
2025年3月5日にドラゴンノベルス様より
『刹那の風景6 : 暁 』が刊行されました。
活動報告
詳しくは上記の活動報告を見ていただけると嬉しいです。



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