登場人物&用語等まとめ【ここまでのネタバレ&挿絵あり】
お久しぶりです。
9月に完結とした後で別作品にこっそり出たりしていたミノリさんですが今日から再開しますので、登場人物の紹介と用語等のまとめです。
ここまでのネタバレと挿絵を含んでいますのでご注意ください。
【ミノリ(隠塚ミノリ)】
大地震の後の土砂崩れによって17歳で死んだらしい元女子高生。死ぬ直前まで遊んでいたゲームの世界に転生したらしいけど、転生したのは『ダークアーチャー』という種族名を持つ銀髪のダークエルフを髣髴とさせるエルフ耳と褐色肌をもつザコモンスター。
モンスターだと他の人間に怖がられながらもなんとか生き延びようとしていたところ、忌み子としてキテタイハの町を追放されたネメとトーイラを保護し、2人の母親になると宣言。その後、2人がゲームでは15歳で破滅する運命にサブキャラである事に気づき、そんな不幸な目には遭わせないと決意して子育てを開始。
それから12年。人間に駆除されそうになったり、モンスターとしての本能に抗えなくなりそうになった為に娘たちに自分を殺すようお願いしたりと色々あったものの、今日も2人の母親としてのんびり森の中で生活中。トーイラに告白されたものの母親であり続けたいという気持ちから断る。
12年経とうが、身長はおろか体重も胸囲も座高も変わらず、いつの間にかトーイラとネメに身長を追い抜かれていた。そして皺一つない卵肌の持ち主で現在ロリおかん街道まっしぐら中。
【トーイラ(オンヅカ・トーイラ)】
ミノリの義娘で6歳になった日にキテタイハの町を追放された双子の姉。ゲームでは光の使いに連れて行かれた後で光の巫女として主人公を祝福後、闇の巫女としてモンスターと化した妹のネメを討伐したことを悔やみ、後を追うように15歳で自害してしまうのだが、ミノリに保護された事により光の巫女となる事も無く18歳になった今も元気にミノリたちと生活中。
ミノリに告白してフラレたのだが、まだ諦めている様子はなく、虎視眈々と恋人となる事を狙い続けているちょっとヤンデレの入った少女。
【ネメ(オンヅカ・ネメ)】
トーイラと同様に6歳になった日にキテタイハの町を追放され、今ではミノリの義娘となったトーイラの双子の妹。ゲームでは追放された事から人間に対して恨みを抱いたまま闇の使いにさらわれ、闇の巫女としてキテタイハの町に魔物を侵攻させて滅ぼしたり、ラスボスに闇の祝福を与えて強化したりとラスボス側の手先に。
最終的にはゲームの主人公によって15歳で討ち取られるはずだったが、ミノリに保護されたこの世界では18歳なった今も元気に過ごし、さらには嫁まで娶った幸せ者。そして感性や言葉遣いが独特。
【シャル】
ミノリたちが3人で生活するようになって一月ほどして出会った魔女の姿をしたザコモンスター。人間であるネメとトーイラと初対面の際、『モンスターとしての本能』で2人に襲いかかったが返り討ちに遭い、命乞い。
それをミノリに許してもらってからはミノリに対して非常になつくようになる。その後、人間に襲われて怪我をした際に回復魔法で助けてくれたネメに対して恋をし、告白するも玉砕。
それからはネメと友達として接していくうちに5年越しに念願叶ってネメと恋人、さらにはふうふとなったシンデレラガール。普段は手袋をしているが、手袋の下の左薬指にはネメと同じ指輪をはめている。
また、結ばれた相手から魔力を与え続けられると女性同士でも妊娠することができる体質のため、ネメから頻繁に魔力を供給されているらしい。
【老婆】
モンスターに襲われていたところをこの世界に転生して2日目のミノリがうっかり助けてしまった、キテタイハの町に住まう人間の老婆。
助けたミノリの事もモンスターだと認識するやいなや叫びながら逃げていったが、後に考えを改め、どういうわけかミノリを女神として信仰し始め、しまいにはキテタイハの町の町長としてキテタイハ中をミノリの信者へと仕立て上げた張本人。ちなみに老婆の本名は現在出てきていない。
【町や村】
・キテタイハ……排他的な人間が多くいるネメとトーイラを追い出した町。ミノリがこの世界に転生したばかりの頃に助けた老婆が町長となった今ではミノリを女神として信仰する逆の意味で怖い町に。
・イケイーエウ……ウエーイ系な町。食べ物を粗末にするのが生きがい。現時点でシャルが町の名を口にした以外で出てきていない。
・ズエクゴジ……地獄絵図のような町。祭の時期になると町の人が逆さになって埋まっているらしいがシャルが町の名を口にした以外で本編で出てきた事が無い謎の町。
・ラコカノンヤ……闘技場がある町で、けんかっ早い人間も多い。モンスターを捕獲して闘技場に売ろうと考えている者も多く、それによってシャルが襲われ怪我をした事があった。
・カツマリカウモ……商業が盛んで栄えている村。
・ワンヘマキア……商業に失敗して寂れている村。
・イオトルハ……北の大陸にある村。春が来るのが遅い。
・イムサエゲス……北の大陸にある村。すげえ寒い。イオトルハとイムサエゲスの間ぐらいにかつてシャルが住んでいる洞窟があった。
【モンスター】
・ダークアーチャー……ミノリの種族名。ボツになった仲間キャラを流用したモンスターで、ゲーム開発時の仕様という名のミスで出現率・出現場所・出現期間が極端に小さく、狭く、そして短くされてしまったためにモンスター図鑑コンプの際の『コンプ泣かせの権化 』とプレイヤーから言われている。
・ウィッチ………………シャルの種族名。ゲーム上では後半に出てくるため、結構強い部類に入るのだが魔法を封じられてしまうと何も出来なくなる為『経験値稼ぎのサンドバッグ』としてゲームを遊んだプレイヤーからカモ扱いされている。
【その他のモンスター(主に食料)】
・ウマミニクジルボア…おいしい。目が赤い。
・ヤワニクウルフ………おいしい。
・ムスヤクニルドリ……おいしい。
・カリカリバード………おいしい。生息域が違うので滅多にいない。
・トロケニクジルボア…おいしい。生息域が違うので滅多にいない。
・オオアジウオ…………まずくはないけれど大味。
・シンシスライム………食えたもんじゃない。女性キャラの服を溶かして防御力を下げようとしてくる。『変態という名の紳士』とゲームのプレイヤーからは言われていた。
【その他用語】
【モンスターとしての本能】
モンスターが人間と出会ったときに体のうちから湧き上がってくる人間を倒さなければならないという本能。これに襲われてしまうとたとえ今まで人間に対して友好的であったとしても体の自由を奪われ、人間を襲ってしまう。周期はモンスターによって様々。
ミノリは元々仲間になるはずだったボツキャラでそれがザコモンスターに流用されていた為、ネメによってザコモンスターから仲間キャラへのフラグ切り替えが成功して発生することはなくなった。
シャルは最初からモンスターのままだが、結ばれた相手から魔力を供給されることで本能を抑えられることがわかり、供給のため頻繁にネメと体を重ねている。
【ゲームウインドウとデバッグモード】
ここがゲームの世界だという証。ゲーム上で仲間になるキャラだけがウインドウを認識しており、最初はトーイラにしか見えていなかった。
ミノリが2人を保護した直後から敵フラグ切り替えに失敗して仲間キャラになったままのネメも。それから10年経ち、仲間フラグ切り替えが成功して仲間キャラとなったミノリにも見えるようになった。どうやら常時視界にうっすらと見えていてわりと邪魔らしい。
3人ともステータスや敵一覧などのゲームウインドウが見えているが、デバッグモードのゲームウインドウはネメだけにしか見えない。
デバッグモードの数値はネメだけがいじることができ、この数値をいじることで普段ではできないようなことができてしまう。
これによって、ミノリは仲間キャラという扱いになった為本能が出なくなった。そしてネメも仲間キャラとしてはボツだった為、 仲間⇔敵 を一時的に切り替えてシャルに回復魔法をかけることができた。
【世界の理と魔法】
この世界における不思議な規制。通常攻撃ならば人間が人間に、モンスターがモンスターに攻撃することができるが、魔法に関しては 攻撃魔法は必ず人間からモンスターに、モンスターから人間に向かい、回復魔法はその逆で必ず人間は人間に、モンスターはモンスターへと向かってしまう。
ただし、食欲を満たす場合など生命に関わってくる際の攻撃魔法は別。
本編はこのあと12時に投稿予定です。




