表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
246/251

220.  21年目のある日 子育て記録。

本日2度目の更新です。前回分未読の方は前回からお読みください。

 ミノリの前世での妹、秋穂の結婚式に出席し、さらにその同日ついにリラの想いが成就してトーイラと恋人同士となった日から4年の月日が流れた。


 ミノリが書斎にある自分用の机でノートとおぼしき帳面を広げ、それを見返しながら時折何かを書き込む、という動作を繰り返している。


「ばぁばばぁば」

「んー、どうしたのホノカ?」


 3年前にネメとシャルの間に生まれた次女『穂香ホノカ』が書斎にやってきてミノリの足にしがみついてきたかと思うとそのままよじ登ってミノリの膝に座った。


 長女のノゾミがネメの半目とシャルのピンク髪を受け継いだはちきれんばかりの元気を振りまく子だったのに対して、ホノカはその真逆でネメの黒髪とシャルのつり目を受け継いだおとなしめの女の子でノゾミとは対称的なオッドアイを持っていた。


 そしてどうやら体を動かすのがどうも苦手なようでノゾミがネメとよく鍛錬をして、変な技をどんどん取得していったのに対してホノカは家で静かにシャルと一緒に本を読んでいることが多い。

 対照的な姉妹であったが、ノゾミはお姉ちゃんという立場になったことでホノカを守ろうとする意識が芽生えたらしく、ホノカが困っているとさっとノゾミはさっとやってきてホノカの為に行動する、というように2人の仲は大変良好であった。


「ばぁばが書いたり読んだりしてるそれなーに?」


 さて、そんなホノカであるが、先程からミノリが見ているものに興味津々なようで指さしながらミノリに尋ねてくる。


「えっとね、これは子育て記録だよ。もう〆にしちゃおうかなって最後にいろいろとまとめながらみんなの成長を振り返っていたんだよ」

「子育て記録?」


 子育て記録がどんなものなのかよくわからないのか、ホノカはミノリの答えを聞いて首を傾げたのに気づいたミノリはもう少しホノカに詳しく説明しだす。


「うん、そうだよ、ホノカのママのネメとネメのおねえさんのトーイラがまだ6歳だった頃から私がつけていて、たとえばこの日にはみんなで魚釣りに出掛けたとか、こっちの日は2人珍しく大喧嘩をしたとか、そういう風にね。

 記憶だけに留めてしまうとうっかり忘れてしまう事もあるから忘れないうちにこうして記して……だから私にとってこのノートは大切な宝物なんだ。ちなみに途中からリラも加わって3人分の記録になっているよ」

「そうなんだねぇ」


 ホノカに子育て記録について説明しながら記録の最初をめくるとそこに書かれていた日付はもう21年も前。


 気づけばミノリはこの世界に転生してから21年目に入り、見た目は相変わらず変化のないまま精神年齢で通算38歳となっていた。


 そんな月日の流れを端的に指し示すかのようにこの成長記録の各ページはすっかり色褪せててしまっていても表紙もボロボロだ。しかしミノリはそれも思い出だからと軽い補修に留めてそのままにしている。


「ノゾミおねえちゃんやウチのことも書いてあるのぉ?」


 そう説明すると自分の事も書いているのかと気になったらしいホノカはミノリにそう尋ねる。


「うーん、ノゾミとホノカについてはちょっとしたことだけかな。シャルにも子育て記録をつけておいた方がいいよって話しているから多分シャルもあなたたちの分の子育て記録はつけていると思うけど」

「そっかー。あとでシャルちゃんに見せてもらうねぇ」

「まぁ、あくまで自分用ので人に見られるとちょっと恥ずかしい事も書いているだろうからすんなりシャルが見せてくれるかはわからないけどね……」

「そンときはそンときだよぉ」


 自分についてもどんな風に書かれているのか興味津々らしいホノカがミノリの答えを聞いて後でシャルに見せてもらおうと決めたようだ。なお、ホノカは母親であるシャルの事を『ちゃん』呼ばわりである。


 先程ミノリが『〆にする』と口にしたが、その言葉が示すようにリラを保護して以降、ミノリは意外にも新たな子供を保護して養子にするという巡りあわせはやって来ず、最終的にミノリにとっての娘だったのはトーイラ、ネメ、リラの3人だけであった。


 そして今も3人が自分の娘であるという気持ちは変わらないが、この世界では一般的に16歳で大人という扱いである。


 その為、保護者という立場で16歳になるその日までは親の立場として守りきると決めていたミノリにとって、リラが先日16歳の誕生を迎えた事で私の子育てはその日をもって終了し、同時に子育て記録簿も役目を終えた。


 また、リラが16歳になった子育て記録に記した最終日はトーイラとリラの結婚式でもあり、その日はお隣さんのザルソバさんとクロムカさんの夫婦も招いて、ネメとシャルがこの家で結婚式を執り行ったように、トーイラとリラの結婚式をした。


 結婚式を行った日、トーイラは26歳でリラは16歳。10歳という年の差はあるけれど2人とも立派な大人で、金色のドレスを着たリラに白色のドレスを着たトーイラ。お互いがお互いの髪色のウェディングドレスを纏った結婚式で、その舞台に立っていた2人は本当に綺麗だった。だけど……。


「まさかトーイラがリラに口づけをした瞬間にリラのお腹が膨れてその翌日に3人目の孫のハルノが生まれてくるとは夢にも思わなかったなぁ……。手を出さないという約束をしていたはずなのにトーイラがリラに何度も手を出してたのがあれで判明して流石にちょっとトーイラを軽く叱ったもの私。……まぁ仲良しのふうふだからいいけども……」

「ばぁばもびっくりしたぁ?」

「うん、ノゾミやホノカの時は徐々にだったんだけどハルノに関してはいきなりリラのお腹が大きくなったからね」


(……ホノカには説明しづらいけれど、多分あれ、私に見つからないようにトーイラがリラに()()()()していて、リラの身体からだもその事を理解して意図的に大きくならないように抑制してたんだろうなぁ。ノゾミやホノカを生む為にネメはシャルに相当な魔力を送り込んで漸くお腹が大きくなったことを考えると、あんな風にいきなりおなかは膨らまないし、さらには翌日に2人の子供がいきなり生まれるはずないもの)


 ちなみにトーイラとリラとの間に生まれた子供の名付け親もミノリで、『春乃ハルノ』とミノリは名付けた。

 人間と吸血鬼のハーフなので、どういう性質を受け継いで生まれるのか全くわからなかったが、ハルノが両親から受け継いだと断定できる外見的特徴は常人よりもちょっと長く吸血鬼のような犬歯があるぐらいでであった。


 ただ、その代わり両親の光属性を強く受け継いだのは間違いないようで、吸血鬼の血が入っているにもかかわらずリラと同じように日光浴が大好きでそれどころか……。


「でもハルノちゃんって、なんで太陽が沈んだ途端に寝ちゃうんだろうねぇ、どうしてなのかなぁばぁば」

「うーん……吸血鬼の特徴が真逆に出ちゃっているのかも」


 ハルノには日中は元気だけど日が沈んだ途端、何故かすぐに寝落ちてしまうという変わった特徴があった。まだハルノは生まれたばかりの為、日の出ている時間が短くなる冬を経験してないのだが、その季節になったらどうなってしまうのかちょっと気になるミノリである。


(そういえば光属性と言えば……)


 光属性のハルノの事を話したことでミノリは何年も前にワンヘマキアへ帰ったタガメリアさんとラリルレの事を思い出した。

 もうミノリは何年もあの2人に会ってはいないが、風の噂では痴態ショーだか何だかよくわからないショーが何故かヒットしてしまったようで限界集落の中の限界集落といったワンヘマキアに続々と入植者が増えたそうだ。


(……たたその代わり噂では教会の司祭としては破門されたって聞いたんだよね。まぁ当たり前といえば当たり前だけど……)


そしてミノリはタガメリアの事を思い出したのに連想してメーイやスーフェ、そしてハタメについても思い返しだした。


(タガメリアさんのついでに思い出したけど、メーイさんとスーフェさんもなんだかんだでゴールインして、子供が生まれたそうなんだよね。ノゾミたちと同じように生まれた時から喋る子みたいだけど、あの2人は私達と違って町に住んでるから変に思われたりしないといいけど……。そしてスーフェさんはリラがあげた車椅子もちゃんと使いこなしてくれてるし、本当によかった。メンテナンスとかは……追々考えないと。

 あとはハタメ・イーワックさんだけど……出逢った時から老婆だったけど今も全く顔が変わらなくてちょっと怖いなぁって思っていたら、実はあの人、先代町長に言い寄られるのを避ける為にメイクでわざと老婆みたいに見せかけていただけで、しゃべり方も意図的に古風にしているんだってメーイさんが最近教えてくれたんだよね。

 つまりあの人、私が初めて出会った時も老婆メイクをほどこしただけの熟女だったという……よくわからない人だねやっぱり)


 ミノリがそのように子育ての記録簿から読み取る事の出来ない育児とは無縁な情報を思い返していると、部屋の外からノゾミの声が聞こえてきた。


「ホノちゃーん! どこー! ノゾとあそぼー!! ハルちゃんも遊びたがってるよー!!」

「あ、お姉ちゃんが呼んでるぅ。ウチもう行くよ、ばぁばまたねぇ」

「うん、またねホノカ」


 ノゾミとハルノがホノカを探しているのだとわかったホノカはミノリから降りるとそのまま部屋から出ていった。


 ……ちなみにだがもう二度とあっちの世界には行かないようにミノリはノゾミにしっかり釘を刺していたはずなのだが……時々家の中に明らかにあちらの世界のものと思われるお菓子の袋やおもちゃの空き箱が転がっている事がある。

 こっそりあっちの世界に行っているのかもしれないと思ってミノリがノゾミを問い詰めたりはするのだがノゾミは知らぬ存ぜぬとしらを切り続ける。

 その上何故か関係のないホノカとハルノまで不自然にそっぽを向いているので、3人であっちの世界に遊びに行ってタカネあたりに甘えているに違いないが、いくらダメと言っても3人は馬の耳に念仏状態のためミノリがすっかり諦めてしまい、あっちの世界に行くことは既に黙認状態であったりする。


「まぁ、お母さんとお父さんならノゾミたちが突然遊びに行ってもちゃんと歓迎してくれそうだから別にいいけど……」


それは兎も角としてミノリはホノカが部屋から出て行った後で再びパラパラと子育て記録に目を通し始めると……。




【19年目5ヶ月〇日目、トーイラとネメから56回目の告白を受ける。なんとか今回もかわす】


 その記述が視界に入ったミノリはどうしたものかとミノリは軽くため息をつきながら、頭を抱えて考えを巡らす。


 元々恋愛関係にうとく、誰かとそういうような関係になるという考えに至る事のなかったミノリは娘たちに何度言い寄られても親子の関係でいたい事に固持して拒み続けていたのだが、自分は元モンスターである以上、人間の法律が適用されないので重婚も血は繋がっていないとはいえ親子間での婚姻も可能という事実が判明したことでそのガードが大きく崩れ去り、ミノリの決意も徐々に揺らぎ始めている。


 その上トーイラとネメだけでなく、最近ではシャルまでもがミノリへ再び猛烈にアプローチをしてくるようになったのだ。

 さらに悪い事に、娘たちの中で唯一ミノリとの恋愛関係に関しては土俵に上がっておらず、トーイラと結ばれるまではむしろミノリの事をトーイラの恋を巡るライバルとみなしていたはずのリラまでもがトーイラの恋を応援しだす始末だった。


 リラは元々ミノリに保護されてから、トーイラへの恋心を自覚した時から既にトーイラがミノリと恋人関係になりたいことを把握していたし、それを踏まえた上でトーイラと恋人になりたいと考えていたせいなのかトーイラを独占したいという感情が一切なかった事も相まって、すっかりミノリは孤軍奮闘状態であった。


 そんな3人のミノリへ熱心なアプローチが功を奏したのか、ミノリの心境にも少しずつ変化が見え始めていて……。


「正直なところ、私は家族全員が幸せでいる事が私にとって一番嬉しい事だから。今が一番幸せの絶頂期なんだけど……3人が私と恋人になる事でより幸せになれるというのならその気持ちに応えるのもいいかなって……まぁこれについてはもうちょっと考えてからにしようかな……今焦って決めても仕方ないし」



 そう結論付けたミノリは子育て記録簿の最後に記したページを開くとその文末に『これにて子育て記録、終了』と記した。



「……まぁ、それはともかくとして、リラも無事この世界での成年扱いの16歳を迎えたから私の子育て記録はこれでおしまい。だけど家族としての日々はこれからも続いていくし、続編のメインキャラであるノゾミたちも大きくなったらゲームの流れに従ってお隣のホプルちゃんと一緒に旅に出るのかもしれない。その旅にはもしかしたらホノカとハルノも同行するかもしれない。既に続編の域に入っている以上、ゲームとしての視点で考えると私の役目はもう終わったもの同然だけれど、それでも私にはまだ色々できる事があるよ」



 ミノリが考えている『みんなにしてあげられること』、それはみんなが帰ってこられる場所をつくることである。


(ノゾミたちにしてみれば、ゲームのメインキャラとしてもまだ何も始まってない状態だからゲーム本来の流れを無視して旅に出ない可能性だってあるけれど……もしもゲームの通りにいつか旅に出て、全てをやり終えた後で帰りたいと思ったらいつでも帰ってこられる場所を用意してあげるからね。だって私は、家族みんなと過ごす事の出来るこの空間が大好きだから)



……そう心の中で締めくくったミノリが子育て記録簿を閉じたその時だった。



「おかあさん、緊急事態発生、故にお母さんを招聘しょうへいしたい」

「ママー、そっちにいるのー?」

「かーさま、大変なの」

「お姉様、どこにいるんですかー」

「おばーちゃん 早く来てー!!」

「ばぁば、カモーン」

「ばっちゃ、来るのです!」



 娘たちや孫がミノリを呼ぶ声が聞こえてきたのだ。ちなみに一番最後の発言がハルノで、見事なまでにミノリを呼ぶ時の呼び方が全員異なるのである。



「んー、何かあったのかな? はーい、みんなちょっと待っててー」



 ミノリはのんびりと家族が呼ぶ声に返事をしてから記録簿を引き出しにしまって書斎を出ると、家族がいるであろう場所に向かって歩いていった。






 ******





「えっと、みんなどうしたのー……って、え!? その子たちは一体どうしたの!?」


 ミノリが家族たちの元へ向かうとシャルとトーイラの腕それぞれに見知らぬ女の子の姿がある。しかもその子たちはどちらも人間とは明らかに違う特徴を持っていて、シャルが抱いている女の子は下半身が蛇、もう一方のトーイラが抱いている下半身がクモの女の子だったのだ。


 ミノリにその子たちはどうしたのかと尋ねられるとまず先にトーイラが下半身クモの女の子を連れてきた経緯を、その次にシャルが下半身蛇の女の子を連れてきた経緯を話し出した。


「この下半身がクモの女の子が泣きながら人間に追いかけられていたから助けて連れてきたの。話を聞いたら仲間に捨てられたということだったから、前にママが『体の半分以上が人間だった場合は保護して連れてきてもいい』って言っていたからこうして……」


「こっちも下半身が蛇の女の子がウマミニクジルボアなどのモンスターたちに襲われていたので助けて連れてきました。剣と思われる切り傷もあったので、人間に攻撃されたところをなんとか逃げ出したものの、そのせいで生命力が弱ってしまった為にそういったモンスターたちに捕食されそうになっていたんだと思います……。

 そしてこの子も一人でさまよっていたって話していたので、トーイラお嬢様と同じようにお姉様が以前話していたことを思い出してこうして連れてきたんです……」


「そっかぁ。うーん……」


 ミノリは2人の話を聞いてから、不安そうにミノリに顔を向ける幼い人外の少女たちを見つめながら思案する。


 ネメとシャルは2人の育児が大変で、トーイラとリラもまだハルノが生まれたばかりで初めての育児に戸惑っていることを踏まえるとこの子たちに手を差し伸べてあげられるのはミノリしかいない。


 しかし、 今までミノリが保護してきたのは人外度でいえば一番高くても羽が生え吸血する程度のリラで人外要素のはそこまで高くはなかったのだが、今ミノリの目の前にいる少女たちは体の半分が人外とかなり高めだ。


 そういった事情もあってミノリは『ちゃんとこの子たちをしっかり大人になるまで守る事が自分には本当にできるのだろうか』という考えが一瞬だけ脳裏をよぎったが、すぐに『大丈夫だ』と結論づけた上でみんなに宣言する。


「よし、みんな安心して。その子たちは私が新しい娘として保護してしっかり育てることにするよ」


 明らかに人外度が高く、種族的な差異によって生活する上で色々問題が起きる可能性は今まで以上に高くなるのは間違いないのだが、ミノリはこの2人を娘として迎える今後の生活を不安には全く思っていない。


 それは何故かというと……ミノリは決して一人じゃないからだ。


(……確かに私一人でこの子たちを育てるとかだったら不安な気持ちはあったろうけど……私にはもうみんなが、共に支え合える家族がいるから。だから頑張れるよ)



 そしてミノリは、先程から不安そうな表情を見せたままの幼い少女たちと同じ目線になるように屈んでから、にっこりと微笑みかけた。


「こんにちは、私はミノリだよ。まだ色々戸惑っているかもしれないけれど、私があなたたちの母親になって大きくなるまでしっかり面倒を見るからよろしくね。だからもうそんなに怖がらなくても大丈夫だからね。それと……名前、教えてくれるかな?」






──その日の夜、新たに自分の義娘となった2人の女の子が寝付いてからミノリは体を起こすと、寝室へ持ってきた子育て記録を広げて、その最新部分へ日中に記したばかりの「子育て記録これにて終了」の文字を横線で消した。


「あはは……子育て終了、と言った途端に四女と五女を育てることになるとはね」



 と、子育てからなかなか解放されないことについてミノリは自嘲気味につぶやく。


 しかし、そうつぶやくミノリの表情はそれとは裏腹に、これから始まる四女五女を迎えた新たな日々を楽しみにしているのが一目でわかるほどに嬉しそうなものであった。



「きっとこの子たちも大人になるまでの間にいろんなことを経験していくんだろうね。でも、そうして成長して大人になっていく中で、私の娘に、そして家族になって良かったと思ってもらえたら嬉しいな。……よし、そうこの子たちに思ってもらえるように私もまだまだがんばらなくっちゃ!」







 ──ミノリの子育て記録はまだまだこれからも続くのであった。





書き始めた当初はまさかここまで長く、完結迄3年近く掛かることになることも夢にも思いませんでしたが、なんとか無事完結にこぎつけることができました。


終わり方は最後の最後で新しい娘たちができるなど、ミノリさんの子育て生活の日々はこれからも続くのですが、子育て記録として記すのはこれで終了です。きっと新しい娘たちも幸せな日々を送る事でしょう。


それでは最後になりましたが3年近くもの間、この作品を読んでいただき本当にありがとうございました!


それではまたどこかで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] もう一気読みしちゃいました 本当に面白くて、感動が止まらない ミノリが詰んだ状態から幸せになっていくのが ハッピーエンドで楽しかったです 素敵な作品をありがとうございました
[一言] 《完結》がつきましたが、番外編、続編、その他大歓迎です。 作者様 お疲れ様です、ありがとうございました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ