204. 17年と3ヶ月4週目② 頼れる存在。
「えっと、ミノリさまにお願いしたい事というのは……子育てのアドバイスなんですの。ワタシ自身が一人っ子だったのもあるですし、赤ちゃんと接する機会があった孤児院での生活もワタシが馴染めなくてすぐ飛び出してしまった事もあって、赤ちゃんの接し方だけじゃなく必要な道具すらもわからずじまいなんですの……。そしてザルソバさまも育児についてはわからないみたいで……」
「クロムカが言うように私も育児はサッパリなんだ。……いや、育児だけじゃなく家事全般ではあるが……。世界を救う旅に出るために修行ばかりしていたせいで、家事全般が壊滅レベルの哀れな女になってしまってクロムカにはなんとも申し訳なく……」
ミノリの前世での妹である秋穂の結婚式に出席するために準備を続けるミノリたちの元へやってきたのはお隣さんのザルソバとクロムカふうふ。
二人が神妙な面持ちだった為、一体何事かと緊張が走ったミノリは2人とホプルを応接間に通してからその内容を聞いてみた所、少なくとも緊急事態ではない事がわかり、内心でホッとする。
「そっか。ホプルちゃんはノゾミと同じ生まれ方をした子だから夜泣きもしなければ会話もできるし、ノゾミと同じならおむつも必要ないだろうから普通の育児と比べてかなり楽ではあるけど……2人にとっては初めての子育てだもんね。確かに色々不安に思うのも仕方ないよ」
生まれたての乳児の世話をする経験自体は孫のノゾミが実は初めてだったミノリではあるが、乳児に限定しなければトーイラやネメの2人を、2人が成長してからはリラを、さらに前世でも小学生の頃から幼かった秋穂の世話をしてきたミノリは育児に関する経験が今ここにいる面々の中では誰よりも豊富にある。
その為、初めての育児で不安になったクロムカたちがミノリを頼るのも無理はない。
「はいですの……ちなみに今ワタシが育児をしているとハッキリと言えるのは授乳だけだったりするんですの。
でも育児ってそれだけじゃないはずですので直接ホプルちゃんに何かしてほしいことはないかと聞いてみたりもしたですけど…・・・ホプルちゃんは無口でのんびり屋さんなせいか『いろんなことは追々とー』で済ませようとしてくるですからちょっと困ってしまっているんですの。
だからこそミノリさまに育児のアドバイスや必要なものがあったら教えてほしいと思って……」
「確かに見ている限りホプルちゃんはおしゃべりなノゾミとは正反対の性格のようだから思っていることがすぐにはわかりにくそうだものね。
それで育児に関するアドバイスなんだけど……恐らく私だけじゃなくシャルにも聞いた方がいいと思うよ。何せノゾミの生みの親だし」
目には目を、歯には歯を、ホプルの子育てについてはホプルと同じような生まれ方をしたノゾミの子育て方法を。その考え方からシャルも同席させるのが最適解だと考えたミノリはその事をクロムカにも伝える。
「なるほど……確かにそうですの。ミノリさま、申し訳ないですけどシャルさまも呼んでもらえるですか?」
「構わないよ。ちょっと待ってて」
そしてクロムカもミノリの言葉で納得した様子だった為、ミノリは一人別室で作業中のシャルに声をかけた。
「シャルー、服を作りかけのところ悪いけど、ちょっと来てくれるー?」
「はーいお姉様ー、……どうしましたか?」
「うん、実は……」
ミノリの呼び声を聞いたシャルがノゾミの服作りに勤しんでいた手を止めて玄関へやってきたのでミノリは事情を説明すると、その話を聞いたシャルもすぐに事情を理解したのか首を縦に振る。
「確かにそういう事でしたら私もいた方がクロムカさんには心強いかもしれないですね。ただ私自身、皆さんの手助けがあったからこそなんとかなった感は否めないですが……」
前世が人間だったミノリや元は人間でモンスター化してしまったクロムカと異なり、シャルは根っからのモンスターである上に『親姉妹という概念』が無い自然発生型である為、価値観が人間とは大きく異なっている。
そういった事情もあって自分では役に立てないかもと一歩引いたように話すシャルに対し、クロムカは問題ないと言わんばかりにシャルの手を取る。
「そんな事無いですのシャルさま。ノゾミさまがワタシの元へ遊びに来ると時々ノゾミさまの口からシャルさまの話が出てくることがあるですけど、優しくて、自分のことを第一に考えてくれる大好きなママだっていつも嬉しそうに話していたですの。それだけノゾミさまに信頼されて、愛されている証拠ですの」
「そ、そんな風にノゾミちゃん言ってくれていたんですか!? えへ、えへへ……そうですかぁ……」
自分の聞いていないところでノゾミがクロムカにそう打ち明けていた事を知り、とても嬉しそうに破顔するシャル。しかし……。
「クーちゃん!? そう思ってるのわかっちゃうと恥ずかしいからシャルママには内緒ねってノゾ言ったじゃん!!」
なんとこの話、クロムカとノゾミの内緒話だったようで、横でその話を耳にしてしまった為に顔を真っ赤にさせながらノゾミはクロムカに猛抗議を始めてしまった。
「あ、忘れていたですの! ごめんなさいごしゅじんさまじゃなくてノゾミさま! お詫びの証にへそ天をここで……」
「それもだめ!! クーちゃんは将来ノゾが結婚するホプルちゃんのママでノゾのペットじゃないんだからもうノゾに対してへそ天もごしゅじんさま呼びもこの未来ずっとしちゃダメ!!」
「そんなノゾミさま!! せっかく今日まで我慢してきたですのに!!」
妊娠期間中、ずっとノゾミにへそ天を禁止されていたので出産を終えたらまたへそ天を再開し、さらにはノゾミの事をごしゅじんさまと呼ぼうなどという血迷った事を考えていたらしいクロムカだったがノゾミからのへそ天及びごしゅじんさま呼び禁止の通達をとうとう出されてしまい、ガックリと地面に手をついて落ち込んでしまった。
「……クロママ、どんまいー」
そして『自分の母親の一人が将来を約束した相手のペットになりたがっている』というわけのわからない状況においても全く動じず、それどころか落ち込む母クロムカの肩を慰めるように優しく叩くホプル。
生後1週間の段階でこの落ち着きよう。続編の主人公としての本来の性格とはすでにかけ離れた状態になってしまっているホプルではあるが、そのあまりの神経のず太さにある意味大物になる片鱗がすでに垣間見えるように見えるのは気のせいであろうか。
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「──そ、それでアドバイスや必要な道具でしたよね? ノゾミちゃんを育てている中で大きく困ったという経験は殆どありませんでしたし、そもそも困ったことがあればノゾミちゃんの方から直接話してもらえていましたので、基本的にはそれがわかった時に落ち着いて対応すれば問題ないと思いますよ
ホプルちゃんはのんびりやさんでかなりマイペースなところがあるみたいですけど、それはきっと現状に満足しているからこそ何も言わないんだと思いますし」
落ち込んでいたクロムカが生後一週間の娘ホプルに慰められたことでようやく落ち着きを取り戻したところで、シャルは自分の体験談を交えながらクロムカにアドバイスする。
「そうなんですのね。確かにホプルちゃんからは苛立っていたり困っていたりみたいな様子は見られなかったですの」
「そうだよクロママー。ホプ、しゃべるの下手だけど困ったことあったらちゃんと言うよー」
シャルのアドバイスに熱心に耳を傾けるクロムカと会話が下手だという自覚があるホプル……なお、ホプルがその後非常に小さな声で『声出すのめんどい』とクロムカに聞こえないようにつぶやいたが、その声はシャルの耳にはしっかりと入っていたらしくシャルはそれを踏まえたようなアドバイスもクロムカに伝える。
「ホプルちゃんはまだ生まれたばかりなのでクロムカさんたちと意思疎通がうまくいってないのかもしれないですけど、これから家族としていっぱい接していくと表情を見ているだけでなんとなく考えている事もわかるようになってきますよ。だから大丈夫ですよクロムカさん」
「……ありがとうございますですのシャルさま。なんだか心の不安が取れた気がするですの」
シャルの言葉を聞いてクロムカは安堵の表情を見せた。
「あ、それと赤ちゃんを育てるのに必要な道具についてなんですが、ノゾミちゃんってそういった道具を殆ど使わなかったんですよね。トイレも最初の数回手助けしただけであとは自発的に行くようになっていたのでおむつを使う必要が最初からありませんでしたし、よだれかけもおしゃぶりもガラガラもベビーベッドも使いませんでした。
結局一番使ったのは粉ミルクと哺乳瓶、それにタオルや離乳期が来た時に使う食器類……ぐらいですかね。私がいない時にノゾミちゃんが飲みたがった時は皆さんが代わりに与えてくれましたし最終的には自分で作って飲むようになってましたね。
なので必要があるとすればそれらぐらいだと思いますよ」
「なるほどですの……確かにワタシがいない時は粉ミルクと哺乳瓶が必要になってくるですの。ザルソバさまがちゃんと作れるかという別問題はあるですけど」
「ク、クロムカ!? いくらなんでも私だってミルクぐらいは作れ……ると思いたい」
「……ザルママー。そう思うなら最後まで自信をもって言わないとー」
粉ミルクぐらい作れると言おうとしたが途中で尻すぼみになってしまうザルソバ。そんなザルソバに対してキッパリとツッコむ新生児ホプル。既に家庭内ヒエラルキーでホプルの方が上の立場のようである……世界を救った英雄なのに。
そんな親子漫才を目の前で披露され、ミノリは思わず無言で苦笑いを浮かべていたのだが、シャルは気にしていない様子で話を続ける。
「そしてノゾミちゃんはもう私たちと同じ食器を使ってますし哺乳瓶も使ってないので差し上げられたらとは思ったんですが……すみません、まだ私もネメお嬢様も2人目を諦めてなくて。
……まぁちゃんと洗ったとはいえ使用済みの哺乳瓶なんて欲しくないですよね、あはは……」
そのように冗談めかすシャルであったが……。
「がーん。ノンちゃんの使ってた哺乳瓶つかいたかった……かんせつきす……」
「ホプル……一体どこでそんな言葉覚えたんだい……?」
シャルのその発言を耳に入っれた途端、ずっと無表情を貫いていたホプルが珍しく動揺し、さらには何故かがっかりした様子を見せる。そんな新生児が放った謎発言に流石のザルソバも困惑である。
そんなむっつり新生乳児ホプルの言葉が耳に入ったのか入っていないのかは不明であるが、クロムカと一緒にシャルの話を聞いていたミノリが口を開く。
「ねえクロムカ、私もシャルの話を聞いて思ったんだけど、シャルも今すぐには思い出せなくても実物を見たらこれが必要なものだったと思い出すものもあるかもしれないし、ホプルちゃんが直接見て欲しがるものもあるかもしれないから、これからシャルとホプルちゃんを連れて一緒にキテタイハに行かない? 私……とリラもちょっとキテタイハに用事があるし。シャルはどう思う?
」
「そうですねお姉様。私もそうした方がいいかなーって思います」
「なるほどですの……わかったですの。お願いしますですの」
「よし、それじゃ行こっか。ちょっと待っててね。私、トーイラにノゾミと一緒に留守番してくれるよう声かけてくるから」
ミノリの提案を聞いて2人はすぐに頷いたので、ミノリは早速ノゾミを連れて別室へ向かうと、服が完成したことで一息入れていたトーイラとリラに声をかける。
「トーイラ、悪いけど私とシャル、それとクロムカとホプルちゃんで出かけてくるからノゾミと留守番してくれるかな? あとリラも悪いけど一緒に来てくれるかな?」
「うん、いいよー。………あれ、でもノゾミちゃんはお留守番でいいの? ホプルちゃんと離れたくないんじゃない?」
生まれる前から仲良しで会うたびにホプルにベッタリなノゾミが珍しく行動を共にしようとしない、そんなノゾミの態度を不思議がるトーイラであったが……。
「ん……いい。ノゾ我慢してトーイラおねーちゃんと遊んで待ってる。あの町行きたくない」
いつもは溢れんばかりどころか溢れまくっている元気を振りまくノゾミにしては珍しく、トーイラの問いに対して視線を虚ろにしながら答えた。
ノゾミにとってホプルは運命の相手といっても過言ではなく、ずっと一緒にいたい想いがあるのは間違いないのだが……これからホプルが向かうのはキテタイハというノゾミにとって数少ない『足を踏み入れたくない天敵がいる場所』である。
ちなみにこの天敵とはミノリの事を町長兼耳長臍出し女神などと宣うミノリ狂信者ハタメ・イーワックなのは言うまでもないのだが、ホプルと離れたくない気持ちとキテタイハに行きたくないという気持ちを天秤にかけた結果、苦渋の判断の末、家に残ることにしたらしい。
そしてミノリの言葉を聞いて首をかしげる少女が一人。
「かーさま、あたしも一緒に行くの?」
本人としては特に用事は無いのだがミノリの口から自分も一緒に行く事になっていた事に気づいたリラが不思議そうな顔でミノリに尋ね返す。
「うん、実はリラには結婚式でアキホからやってほしい事をお願いされていて、その準備のためにどうしてもキテタイハに行かなくちゃいけないんだ。
……あの町に行くだけで色々疲れるからリラには本当に悪いと思うけど……」
「キテタイハ……キテタイハかぁ……」
リラもまた憂鬱そうに目線を落とす。
各の反応からわかるようにオンヅカ家の面々は基本的にキテタイハの町に対して『元はネメとトーイラを追い出した町』『精神的にも肉体的にも疲れる』『信者が恐ろしい』『いつ行ってもすっとんでくる町長の存在が怖い』『町の中でたまに聞こえる歌が抑揚が一切なくて呪詛みたいで気持ち悪い』など、列挙すれば五本の指では足りない程のマイナスイメージを持っているわけだが、その中でも取り分けリラはキテタイハの町に対してトラウマに近いレベルの恐怖感を抱いてしまっており、そのせいで言葉を詰まらせてしまっていた。
「……やっぱりリラはあの町に行くこと自体イヤかな? うん、行きたくない時はそれで構わないよ。そもそもリラにやってほしい事って私とアキホが勝手に決めたものだし、リラがイヤだって言ったらしないって事もアキホには伝えてあるから安心して断っていいからね」
「あ、そうなんだね。……えっとね、かーさま。確かにあたし、あの町怖いよ。だけどね……」
断っても問題ない旨をミノリがリラにも伝えてみると、リラは短く逡巡していたようだったが、このまま苦手意識を持ち続けているままでは駄目だという思いが勝ったらしく、迷いのない瞳でミノリを見つめながらその決意を口にする。
「……あたしだってもう13歳であと3年もすれば大人だもの。だからあたし、頑張ってキテタイハに行くよ。それで、かーさまの妹のアキホさんのお願いしたい事、やってみるね」
「リラ……立派になったね……」
苦手を克服するために湧き上がる恐怖心をついに断ち切ったリラ。ミノリがリラを保護してから4年ほど経つが、リラは体だけでなく心も立派に成長しているようだ。その事に思わず感激してしまいたくなる母親ミノリであったが……一応断っておくがリラは別に死地に赴くわけではなく、あくまでただ単に一番近い町に行くだけである。
しかし、リラにとってはそれに価するほどの大きな一歩なのだ。
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「え!? ホプルちゃんは授乳している時に『ずぉおおお』という音出さないんですか!? 魔力が合わさって生まれた子供はそれが普通じゃないんですか?!」
「ま、待ってほしいですのシャルさま! それ本当に授乳ですの!? 得体の知れないモンスターが獲物を吸い込む音じゃなくてですの!?」
「あのねクロママー、ノンちゃんはいつでもフルパワーだからそれがノンちゃんにとっての普通なのー」
家で留守番をするトーイラとノゾミ、そして鍛錬をするために自分の家へ引き返すことにしたザルソバとも別れたミノリたちは森を抜けてキテタイハの町へ向かっていた。
ミノリを介して家族単位でそれなりに付き合いはあったが、シャルとクロムカは同じ母親の立場になった事でお互いに親近感を覚えてすぐにママ友となったようで先ほどから子育てについてあれこれ意見を交換し合っている。時折抱っこしているホプルも会話に入ってなんとも楽しそうな様子だ。
一方のミノリとリラも仲良し親子としてあれこれ話をしながらであったが、今2人だけの場になったと感じたミノリはここぞとばかりにリラに尋ねる。
「ねぇリラ。私、リラに確認したいことがあるんだけど、リラのその羽ってカバーみたいなもので覆った状態でも飛べるのかな?」
「へ? んー……羽を縛った状態にして動けなくするとか、羽に重しをつけるとかじゃなかったら多分大丈夫、かな?
実はあたしの羽って動かすことで羽に魔力が伝わって、その魔力が浮力に変換されるだけだから、羽を覆うぐらいだったら問題ないはずだよ」
「ちなみにどれくらいの間、飛び続けられるの?」
「んーと、実際には眠気とか疲れも出てくるから無理だけど、魔力をいっぱいにした状態だったら今のあたしの魔力量だと5日ぐらいならずっと飛び続けられるよ。
かーさまの娘になる前の頃だと魔力がいつも足りなくて一時間も保たずに休み休みだったけど、今はトーイラおねーちゃんの血を経由して魔力を供給してもらっているから常に魔力いっぱいだし、魔力の総容量自体も光の祝福を授けてもらってからはかなり大きくなったから……だけどなんでそれを知りたくなったの?」
もしかして結婚式でお願いしたいことと関連あるのかなと考えているような表情でリラはミノリに尋ね返す。
「えっと、なんとなくわかったと思うけど、結婚式でリラにお願いしたいことって、羽を覆った状態で飛ぶ必要があるんだ。飛ぶ時間は大体2分ぐらいなんだけど羽を覆った状態だとどうなるのかなと疑問に思って、だから今それをリラに聞いたんだ」
「やっぱりそうなんだねかーさま。大丈夫だよ。……もしかしてそれをあたしとかーさましか聞いてないような時に聞いたのって、2人だけの秘密だったりするの?」
「あはは……うん、察しがいいねリラ。そう。実はこれ結婚式のサプライズとして考えていてトーイラやネメ、シャルやノゾミにも内緒なんだ」
「それじゃあたしも内緒にしておいた方がいい?」
「うん、できたらそれでお願いね……って、もうすぐキテタイハ……だね」
「あ……うん。……がんばれあたし、いつまでも弱いままのあたしじゃないから……強くなるんだあたし……」
そんな風にミノリとリラが秘密の約束をしていると、やがてキテタイハの入り口が見えてきた。
キテタイハに初めてやってきたホプルと苦手意識がそんなに無いクロムカ以外は見えてきたキテタイハの入り口につい身構えてしまうのであったが……町に着いたミノリたちは拍子抜けをしてしまう。
というのも、いつもなら一切情報を伝えていないのにもかかわらずどこからともなくすっ飛んでくるハタメ・イーワックが今回は珍しくすっ飛んでこなかったのだ。
先に断っておきますが、
ハタメ・イーワックに関しては暗い展開になる事は無いのでご安心ください。




