72.案内人は異世界の樹海を彷徨う ☆

[作者]

月汰元‬ 様

[あらすじ]

　中学卒業直後の少年、鬼島実言が世界各地で起こった異世界転移現象に巻き込まれ剣と魔法のファンタジー世界に漂着する。但し都合のいい神様は出て来ません。従ってチート能力など貰えず、試行錯誤と努力で少しずつ強くなります。

　主人公は一旦日本に戻って来ますが、政府から異世界の案内人という仕事を押し付けられ、様々の依頼者を異世界に案内します。魔物の捕獲、迷宮探査、医療など依頼人の無理難題に応えながら成長する物語です。

　予定として、主人公は仕事をこなしながら、異世界で人や獣人との繋がりを深め、それらを守るために迷宮都市で最強と呼ばれる存在になるかも？

[感想]

主人公は異世界と日本を行ったり来たりするのですが、それは主人公だけというわけではありません。あらすじを読めばわかりますが最初からチートなどはありませんので、努力してなんとかするしかありません。

と、このようによくある俺Tueee系のものじゃないですが、いろいろと制限があるほうが面白いですよね。

また、日本政府が異世界を利用しようと目論みますが、異世界に行く場合パンツ一丁にならなくてはいけないので、なかなか大変です。そういうところも独特で楽しかったです。

ちなみに魔法についても変わっていて、紋章というのを使うのですが、今厨二病っぽいなと思った人は気にいると思います。

戦闘シーンや日常についても比較的しっかりと書かれているので楽しめます。

人とは少し変わった職業につくことになった男の子の物語、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。

[評価]

総合評価:7.5

恋愛:3

ハーレム:0

無双:6

[その他]

完結済み作品

文字数:135万文字

読了時間:45時間程度

作品URL:https://book1.adouzi.eu.org/n1795cg/