#1752 準々決勝進出の8ギルド!シャッフルタイム!
準々決勝進出
Sランクギルド〈エデン〉
Sランクギルド〈ギルバドヨッシャー〉
Sランクギルド〈千剣フラカル〉
Sランクギルド〈百鬼夜行〉
Aランクギルド〈ミーティア〉
Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉
Aランクギルド〈カオスアビス〉
Aランクギルド〈筋肉は最強だ〉
「さあ出揃いました! 準々決勝へ進んだ8つのギルド! その一覧がこちらだーーーーー!!」
「盛り上がって参りました。シード権を2回取得した〈エデン〉〈ギルバドヨッシャー〉〈千剣フラカル〉〈百鬼夜行〉〈ミーティア〉はしっかりここまで勝ち上がって来ましたね」
「加えて〈獣王ガルタイガ〉〈カオスアビス〉〈筋肉は最強だ〉が上り詰めてきたわね。てっきり〈サクセスブレーン〉や〈集え・テイマーサモナー〉が勝ち上がってくると思っていたけど」
「両方〈エデン〉に負けちゃったけどね!? そう考えると〈エデン〉って強い所と当たりすぎじゃない!?」
「本人たちは喜んでいるようだけどね」
「そうだね!?」
「さすがですね。また、Bランク以下のギルドは残念ながら第5回戦で全て敗退してしまいました。Cランクギルド、Bランクギルドのみなさん、よく健闘いたしました」
「やっぱりSランクギルドとAランクギルドは強いわね。なにしろ六段階目ツリーを開放しているもの」
「BランクギルドやCランクギルドも来年には開放しているかもしれませんね」
「ということで、上位8ギルドが出揃い、ここからが本番か!? 六段階目ツリーの応酬が始まるぞと言ったところーーーー!! さていったい勝つのはどこなのか!? どんどん目が離せなくなるーーー!!」
「さあここで準々決勝のシャッフルタイムです。いったいどことどこが当たり、どこが勝つのか、今〈轟炎のラダベナ〉がシャッフル宣言をしました!」
実況席では相変わらずキャス、スティーブン、ユミキが熱く実況中。
準々決勝、上位8ギルドが勝ち進み、ここで再びシャッフルタイム。
第一アリーナにはラダベナが立ち、宣言すると、上空スクリーンが8のギルドエンブレムを映し出して組み合わせが決まる。
「き、決まったーーーーー! 準々決勝の組み合わせが決まりましたーーー!!」
準々決勝
〈エデン〉対〈カオスアビス〉、
〈百鬼夜行〉対〈ミーティア〉、
〈ギルバドヨッシャー〉対〈筋肉は最強だ〉、
〈千剣フラカル〉対〈獣王ガルタイガ〉、
「こ、これは――SランクギルドとAランクギルドの対決だーーーー!」
「見事に分かれました! 片やSランクギルド、片やAランクギルドの対決、それが4つ全てがそうなろうとは!」
「下剋上の時間かしら?」
「なんということでしょう! これは準決勝に勝ち残るのは全てSランクギルドになってしまうのかーーー!! はたまたAランクギルドがSランクギルドの一角を落とすのかーーー!? では上から見ていきましょう! 〈エデン〉と当たったのはこのギルド! 〈カオスアビス〉だーーーー!」
「〈世界の熊〉との勝負、実に見事だったと聞いています。量という非常に効力の高い相手に一歩も引かずに戦ったギルドマスターのロデン選手。実際に見てみたかったです」
「まさに質で勝ち上がってきたギルドね。……〈エデン〉はその質が凄いのだけど」
「長くAランクギルドに在籍し、多くのギルドと戦ってきた実績のある〈カオスアビス〉! ですが資料によりますと、なんと〈エデン〉と対戦するのは初めてとのことーー! これは楽しみだーーー!」
「一度〈学園春風大戦〉でSランクの座を争ったけど、あの時はまともにぶつからず〈集え・テイマーサモナー〉に討たれてしまったものね。確かに、ちょっと楽しみだわ」
「その〈集え・テイマーサモナー〉を圧倒的な実力で倒してきたギルドが相手なのですがそれは?」
「では続いては――な、な、な、なんとーーー! このギルド同士が当たってしまったーーー!! 因縁の対戦はなんと今回で4回目!? 〈百鬼夜行〉対〈ミーティア〉だーーー!!」
「まさか準々決勝でこの組み合わせとは、少し前にも戦いましたがその時は〈百鬼夜行〉が勝ったのをよく覚えています。戦歴は〈百鬼夜行〉が3勝、〈ミーティア〉がゼロ勝とのことです」
「これは広く知られているわね。ギルドマスターのホシちゃんとアンジェちゃんがライバル同士なのよ。この前の試合では途中までかなり接戦だったけれど、アンジェちゃんが切った切り札を見事にホシちゃんにやり込められて決着が付いたのよね」
「今回はどうなるのかーー! 〈ミーティア〉が初の白星なるか! それとも〈百鬼夜行〉がまたまた勝利するのかーーー!!」
「正直、とても気になるわね」
「では続いての対戦相手だーーー! なんとこの組み合わせは明らかにやばーーい予感!? 〈ギルバドヨッシャー〉対〈筋肉は最強だ〉だーーー!!」
「混ぜるな危険ね」
「ごふっ!? ごほごほ! ゆ、ゆみきさん、すみません、ちょ、ちょっと」
「ああっとユミキさんの強烈なボディブローがスティーブン君に突き刺さったーー!? 大丈夫スティーブン君!?」
「彼は良い人だったわ」
「私とユミキさんでタッグを組む予感!?」
「勝手にトドメを刺さないでください」
「あ、生き返ったわ」
「良かったスティーブン君、生きてたよーーー! 危うく私の相方がいなくなりかけたという危険な組み合わせ! 〈ギルバドヨッシャー〉対〈筋肉は最強だ〉! いったいどんな戦いになってしまうのかーーー!?」
「〈ギルバドヨッシャー〉は知略のギルド、そして〈筋肉は最強だ〉は筋肉のギルドです」
「相反する――と言いたいのだけど、〈筋肉は最強だ〉のギルドマスターは考えるマッスルなのよね。片や頭脳明晰、片や脳筋明晰の戦いよ」
「ごふっ!?」
「あ!? またスティーブン君がーー!?」
「ただの組み合わせで実況者をここまで追い詰めるなんて、さすがは〈ギルバドヨッシャー〉に〈筋肉は最強だ〉なのよ」
「げふっ!? ごほ、ごほっ!?」
「もうやめてあげてーー!? このままじゃ本当にユミキさんと相方になっちゃうよーー! 緊急避難で最後のギルドの発表ーー! ここはなんと、〈千剣フラカル〉対〈獣王ガルタイガ〉だーーーー!!」
「ここも感慨深いカードね。以前軽く対戦したのよ。〈学園出世大戦〉の時ね」
「覚えてるよーー! あの時は〈獣王ガルタイガ〉がギブアップしちゃって対決ならずだったけど、今回はガチの戦いになる予感だーーーーー!!」
「ふう。ようやく落ち着きました。では、対戦カードも出揃って、今回は第一アリーナと第二アリーナを使い、2試合ずつ行なわれます」
「その場所も決まったわね――〈エデン〉対〈カオスアビス〉と〈百鬼夜行〉対〈ミーティア〉が第一アリーナね」
「第二アリーナでは〈ギルバドヨッシャー〉対〈筋肉は最強だ〉と〈千剣フラカル〉対〈獣王ガルタイガ〉戦が行なわれますね。どこを拝見するか、非常に悩ましいところです」
「私たちは第一アリーナで固定だけどね! 〈エデン〉が第一アリーナ継続で助かったーーー!」
「第一アリーナの第1試合は〈エデン〉対〈カオスアビス〉、第2試合は〈百鬼夜行〉対〈ミーティア〉のようです。これは気になる対戦カードが第一アリーナに来てくれました。――おっと、ここでフィールドもシャッフルタイムに突入です!」
「準々決勝、第一アリーナのフィールドはどこに決まるのかーーー!! 出ました! ここは――〈ドーナツクロス〉フィールドだーーー!」
「面白いフィールドに決まりましたね。また、準々決勝からは1時間制となります!」




