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天使の魂色  作者: 豆月冬河


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おまけ おしえて ななさん

み「みー君です!」


ふ「ふーちゃんです!」


み「早速ですが、質問です」


ふ「ななさん、ななさん、魂色(たまいろ)って、何ですか?」


久「え、どうしたんですか? 急に…」


み「魂の色なの? 感情とどう違うの?」


久「ああ、分かりづらいですよね。私も最初、『これは何だろう』でしたからね。私にしか見えていないので、誰にも分かりませんでしたから」


め「メふメふ(ふむふむ)


久「例えば、…そうですね。ここに何も入っていないガラスの入れ物があると思って下さい」


も「ん、思ったぞ!」


久「………。この入れ物、最初は白い色の、…まぁ煙とでもしましょう。これが感情の変化で、色が変わります。基本的には、楽しい、嬉しい、などの正の感情だと、明るい色になっていきます。反対に、悲しい、苦しい、などの負の感情だと、暗い色になります。たまに特殊な例もありますが…」


み「へえぇ…」


久「それを何度も繰り返すと、段々色が定着していくみたいです。人の感情って、その人が体験する物事において発するものですから、その積み重ねがその人の魂そのものを作っていく、というか…。難しいですが、分かっていただけますかね?」


ふ「んー…、何となく?」


久「私がこの国で最初に出会った、私に名前を付けて下さったお館様が、『それは人の魂が、色になって視えているのだろう』と仰っていたので、魂の色、縮めて魂色と言うようになりました」


も「ちぢめてポ◯モンみたいだな!」


み「アハハ!」


久「………」


ふ「ふーん、おもしろいねー」


久「そうですね。すごい変化をする時は、ちょっと感動しますよ。辛い状況を克服した時のような、努力が報われた時などに幸せを感じて変わる輝きは、とても綺麗ですよ」


め「すごいですメ! 見てみたいですメ!」


久「見せてあげたいですねぇ。最近のテレビでも、オリンピック選手の報われる瞬間など、画面が輝いて見えますから」


も「まぶしくて見えないんじゃね?」


久「………もっちーさんは、少しファリダさんに懲らしめてもらった方が良いですかね?」


も「!?」


み「以上で、おしえてななさん、おしまいでーす!」


ふ「また気が向いたら、やるかもでーす!」


久「え、何ですかそれ、何故録音して…」


プツッ。

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