これからもずっと【コミックス3巻発売記念】
本日コミックス3巻が発売です!
詳しくはあとがきに( ˘人˘ )♡♡
「おかえりなさい、サラ」
「ただいま」
職場の飲み会から帰宅したところ、ルークが玄関で出迎えてくれた。
先に寝ていてと言っても、絶対にこうして待っていて出迎えてくれる。申し訳ない気持ちはあるものの、私はそれが実は嬉しくて好きだった。
「ずいぶん遅かったですね」
けれど今日はかなり遅くなってしまい、美しい顔には不機嫌さが滲み出ている。
私自身、心配性のルークのことを五分に一回は思い出し、スマホがあればこまめに連絡が取れるのに……なんてあり得もしないことを考えたりしていた。
「実は、酔って泣き出しちゃった子がいて……」
事務作業をしてくれている子が、数日前に恋人と喧嘩の末、なんと別れ話にまでなったらしい。
そんな彼女の話をみんなで聞いて慰めていたら、遅くなってしまったのだ。スレン様が余計なことばかり言うから冷や汗が止まらなかったけれど、最終的には彼女の恋人が迎えに来てくれ、円満に解決して良かった。
「別れ話、ですか」
「うん。お互いに不満をなかなか口に出せずにいて、爆発しちゃったんだって」
そんな話をしながら広間のソファに腰を下ろせば、ルークはぴったり私の隣に座り、手を握りしめた。
「ねえルーク、私に不満があったらすぐに言ってね」
「ありません」
すると私の声に被りそうなほどの速さで、ルークはそう即答してみせる。
「またまた、ひとつやふたつくらい──」
「ありません。俺はサラの全てが好きなので」
「…………」
やっぱりルークは私に対して、特殊なフィルターがかかっているとしか思えない。私は自分に甘いし、だらしない部分だってたくさんあるというのに。
だからこそ、本当にこんな調子でいつかルークの不満が爆発したらどうしよう、もっとちゃんとしようと反省していたところ、ルークは続ける。
「俺に不満があれば、すぐに言ってくださいね。全てすぐに直しますから」
「そんなのないよ! ルークは完璧な旦那様だもん」
友人や職場の誰に話したって「ルーク様は完璧な夫よね」と、口を揃えて言われるのだ。
その度に私は自身がどれほど恵まれているのかを改めて実感し、ルークを大切にしようと強く思っていた。
「完璧な、旦那……」
一方、ルークはその言葉が嬉しかったのか、頬を赤く染め「俺、サラの旦那なんですね」「夢みたいだ」と今更すぎることを言っていて、笑みがこぼれた。
「俺はサラが別れたいと言っても、絶対に別れないので覚悟しておいてください」
「えっ? そんなこと言わないよ!」
「そうですか、良かったです。では俺とサラは一生、死ぬまで一緒ですね」
きゅっと指を絡め、しっかり手を握りしめられる。
ルークは驚くほどご機嫌で、先程までの不機嫌さはどこかへ行ったようで安堵した。
これからもルークとずっとずっと一緒にいられたらいいなと思いながら、私も彼の手を握り返した。
いつもありがとうございます。本日、綾月もか先生によるコミックス3巻が紙・電子ともに発売です!!!
黄色のとっても美麗な表紙が目印です♪♪♪
今回もとにかく美しくて面白くてときめき大爆発なので絶対に絶対に読んでいただきたいです……!!!!
木村良平さん×加隈亜衣さんによる、キスに関するめちゃくちゃ激甘なボイス特典までついてきます( ᵕᴗᵕ )♡
リーフレット特典SSについて
▼アニメイトさま:小さな男の子を預かることになったサラにルークがやきもちを焼くお話
▼メロンブックスさま:隠し事をするサラと、勘違いしちゃうとにかくサラが好きなルークのお話
(綾月先生のとっても素敵な書き下ろしイラストも!)
また、1巻に続き2巻もまるごと木村良平さんや加隈亜衣さんによってボイスコミック化しております!!
本当に最高で贅沢です……;;
YouTubeで公開中なので、ぜひぜひ見てみてください♪
そしてコミックスのお迎えもなにとぞ……(宣伝)
そして皆さまのお陰でシリーズ累計20万部突破とのこと、本当に本当にありがとうございます(;;)
私は二度彼が大好きなので、これからもずっと続くよう頑張ってまいりますので、よろしくお願いします!




