言葉にする大切さ【ボイスコミック配信開始】
10月17日に「二度彼」コミックス2巻(オーディオドラマ特典付き)が発売します!
なんとルーク役は木村良平さん、サラ役は加隈亜衣さんという大人気声優のおふたりが演じてくださいます!
そして本日からYouTubeにてコミックス1巻分のボイスコミックが配信開始です!どなたでも視聴できるので、絶対観て頂きたいです。詳しくはあとがきにて⸜ ( ˆ࿀ˆ ) ⸝
「あっ、ティンカ! お疲れ様」
「サラ! お疲れ」
ある日の仕事終わり、王城内を歩いていると、偶然ティンカに出会した。
彼女も退勤したところらしく、ルークの仕事が終わるまでまだ時間があったため、近くのカフェで1時間だけお茶をすることにした。
「こうしてお茶するのも、なんだか久しぶりだね」
「確かに。お互い忙しかったもん」
最近はかなり多忙で、王城と屋敷の往復、食事をした後はベッドに直行して爆睡、という日々を送っている。
ルークはいつも心配してくれていて、申し訳ない。
「そう言えば、恋人とはどう?」
「ふふ、お蔭様で順調だよ」
ティンカは騎士団に恋人がおり、彼の話をする時にはいつも女の子さが増して、すごくかわいい。
相変わらずラブラブらしく、こちらまで嬉しくなる。
「どんなに忙しくても会うようにしてるし、お互い色々と言葉にするようにしてるから」
「言葉に?」
「うん。感謝とかはもちろんだけど、不安になったりすれ違ったりしないように『好き』って気持ちもこまめに伝えてるよ。共通の先輩のアドバイスなんだ」
「…………」
そんなティンカの言葉に、はっとしてしまう。
──私が最後にルークに「好き」と伝えたのは、一体いつだっただろうか。考えてもなかなか思い出せないくらい前だと気が付いてしまい、冷や汗が出てくる。
「サラ? どうかした?」
「わ、私……油断してたかも……」
まだまだ新婚だというのに、完全にルークに甘え胡座をかいていた気がしてならない。
勝手にルークはきっと私の気持ちなんて分かってくれている、という気持ちでいたのだ。
『サラ、大好きです』
ルークはいつだって、まっすぐに気持ちを伝えてくれているのに。最近の私は忙しさのせいにしては自分のことばかりだったと、反省してしまう。
「ティンカ、ありがとう! 私もそうしてみる!」
「サラとルーク師団長は大丈夫だと思うけどね」
ティンカは「ルーク師団長がどんな反応したか教えてね」と楽しげに笑うと、応援してると言ってくれた。
◇◇◇
ティンカとのお茶を終え、ルークと合流した私は二人で並んで座り、屋敷までの馬車に揺られている。
「ねえ、ルーク」
「なんでしょう」
そして早速、私は実践してみることにした。名前を呼ぶだけで、ルークは嬉しそうにこちらを向いてくれる。
「私、ルークのことが好きだよ」
「……え」
私はそんなルークの手を握り、そう告げた。
「ルークのことがすごく好き」
「…………」
「1日中、ふとした時にルークは何してるかな、何かを見るとルークはこういうの好きだろうなとか、考えちゃうくらい好きなんだ。いつもありがとう」
内心とても照れながらも、普段言っていなかった分だと必死に恥ずかしさを抑えつけ、言葉を紡ぐ。
そして最後に「大好き」と言えば、何故か目の前のルークは、今にも泣き出しそうな顔をした。
私の手を握り返す手に、きゅっと力がこもる。
「ルーク? どうかした?」
「……俺、明日には死ぬのかもしれません」
「えっ?」
「こんな嬉しいことがあるなんて、おかしいです……」
「だ、大丈夫だよ! 死なないから!」
予想外の反応に、慌ててしまう。慣れないことをしたせいで、どうやら驚かせてしまったらしい。
「実は今日ね、ティンカに会って──……」
そうして経緯を説明すると、ルークはほっとしたような様子を見せた後、私をきつく抱きしめた。
「すごく嬉しいです。サラが俺のことを好きでいてくれるのも、俺のことを考えてくれるのも」
「……うん」
「サラは何でも顔に出るので伝わってはいましたが、言葉にしてもらえると、未だに夢みたいに嬉しい」
「ルーク……」
「ありがとうございます。俺もサラが大好きです」
こんなにも喜んでくれるルークが愛しくて、胸が締め付けられる。これからはもっと言葉にしていこう、ルークに好きだと伝えようと固く誓う。
「ちなみに俺は、日に100回くらい好きだと言いそうになっているのを我慢していました」
「……えっ?」
「寝起きのサラもかわいくて好きだなと思うし、朝食を美味しそうに食べている姿も好きだし、行ってらっしゃいって笑ってくれるサラも大好きなんです。朝から晩まで全て口に出すと、重いとかしつこいと思われそうで」
ルークがそんな我慢をしていたなんて知らず、少しだけ驚いてしまう。同時に、顔が熱くなった。
「これからは、俺も口に出すようにしますね」
「ル、ルークはそのままでいいかな」
1日中何をするにもそんな風にかわいいだとか好きだと言われては、私の身が持たなくなる。
お互い言い過ぎないようにしようと提案すれば、ルークは「分かりました!」と素直に返事をしてくれた。
「今日はあと一回だけいいですか?」
「どうぞ」
何気なく頷けば、ルークは私の耳元に口を寄せる。
「愛しています」
「…………っ」
それは反則だと言いたくなりながら「私も」と小さな声で告げれば、ルークは「俺は世界一幸せです」なんて言って笑うものだから、つられて笑顔になってしまう。
──これからもルークの側で、大好きだという気持ちをずっとずっと伝え続けていきたいと思った。
いつもありがとうございます。10月17日に「二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる」コミックス2巻が発売します!
最高に美しくてハッピーなサラとルーク、そして可愛すぎるピンクのカバーが目印です。
そしてなんと!!!!!コミックスをご購入してくださったすべての方に!!!!!( ; ᴗ ; )( ; ᴗ ; )
ルーク役 木村良平さん、サラ役 加隈亜衣さんによる甘さ全開の神オーディオドラマ特典がついてきます!!
大人気声優のお二人に素敵な声をつけていただき、夢かな???と思うくらいに感動をしています。
オーディオドラマの内容は書き下ろしで、お酒に酔って甘えるルークと戸惑うサラのときめき大爆発な内容になっております。絶対に聞いていただきたいです!!
すでにAmazonさまなどで予約開始しているので、ご予約のほどよろしくお願いします♪
そして本日からYouTubeの「キトラチャンネル」にて、コミックス1巻分のボイスコミックが配信開始です!
す、すごくないですか……??? 5話までの全てが木村さんや加隈さんの声で聞けてしまうんです……!!!
私はルークの回想シーンで泣きました( ; ; )
こちらはオーディオドラマ特典とは違い、どなたでもご覧いただけるので、今すぐ観て頂きたいです。
毎週水曜日配信予定で、本日は第1話が公開です。
ぜひぜひ最後まで一緒に観ていただき、続きのコミックス2巻のご購入もよろしくお願いいたします……!!




