発達障害の3つのタイプ
さてさて。ずらずらと単語を並べましたけど、具体的に言ってくれないとどんな症状なのか分かりませんよね。
発達障害には大きく3つのタイプがあります。
1.自閉症スペクトラム障害(ASD)
自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害。これをひっくるめて、自閉症スペクトラム障害といいます。
・自閉症の症状
言葉の遅れ。
言葉の指示が理解できない。
自分の思いがかなわないと感情が大崩れする。
じっと出来ない(多動性)。
感覚の過敏性がある。
発達の特徴は体験したことを記憶する力は強いのですが、言葉から意図を読み取り、イメージを持つことが苦手です。
発達障害の中では、一番外から見て分かりやすい障害かも。
・アスペルガー症候群の症状
好きなことには熱中するが、興味のないものには集中できない。
難しい言葉を使ったり、話し相手を無視した一方的な話し方をする。
自分の気持ちをうまく表現できない。
待つことができず、突然動きまわることがある。
聴覚、視覚、触覚など、極端に過敏・鈍感が見られる。
こだわりが強い。
知能が高く、特定の分野では優れた能力を発揮するけどコミュニケーションは苦手。
とても難しい言葉で話すのに、相手の心は分からない。日常生活(服の着脱、箸の使い方など)のことは苦手だったりします。運動も苦手。
長男はこれです。
・広汎性発達障害とは。
自閉症スペクトラム障害(ASD、アスペルガー障害)と注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)を合わせたもの。
なので、割愛。
2.ADHD(注意欠陥・多動性障害)
気が散りやすい。
集中力がない。
忘れっぽい。
落ち着きがない。
思いつきで行動してしまう。
など。
日常生活にもろに影響が出やすいのが、このADHDですね。じっとしていられないので、周りは大変です。幼稚園や学校などでのトラブルも多くなりやすいです。
本人は悪気がないだけに、周りも本人もしんどいです。
ただ、思春期になるとADHDの症状は治まってきます。その代わりに学習障害(LD)など他の発達障害との合併症状が現れます。
子供と大人とでは症状の現れ方が違います。
3.学習障害(LD)
・読字障害
比喩表現や類似する言葉の意味が理解できない、文章を逆から読んでしまう、途中でどこを読んでいるのか分からなくなる、字を読んでいると頭痛が悪化する、内容が頭に入らない、など。
・書字障害
黒板に書かれた文字を書き写せない、作文や手紙が書けない、鏡字をそのまま書いてしまう、句読点が理解できない、など。
・算数障害
たし算、ひき算などができない、計算式や記号を理解できない、繰り上げや繰り下げが理解できない、数の大小関係が理解できない、など。
知的発達に遅れは大きくないはずが、読む・書く・話す・聞く・計算など特定の行動が困難になってしまう。
早期発見して適切な治療を行うと症状を軽減できますので、早めに相談・診断を受けた方がいいです。
このように、大きく分ければ3つですが、アスペルガーとADHD、さらに知的障害も持ってる人もいたりします。
長男は感覚がとても鋭く、音に敏感でしたが、三男は逆にとても鈍いです。あまり痛がりませんし、呼びかけても気付かず、肩を叩いて呼びかけるとやっと気付きます。
それともう一つ。
・グレーゾーン
「グレーゾーン」とは、発達障害の特性があっても診断基準に満たない症状を示す通称です。
とってもむず痒い位置づけですね。
診断基準よりも症状が軽いんだから、いいんじゃない? って気がしますが。
診断された人よりも理解されにくく、サポートも受けられないというデメリットもあります。
発達障害の診断って必要なの?
私の答えは、
「別にどっちでもいい」
です。
私は、大事なのは、本人が生きていくうえで困るかどうか、だと思っています。
発達障害を持っていようが診断を受けようが、日常生活で困っていなければ、何が変わるというわけではありません。
困っていなければ。
多少困ってはいるけれど、なんとかなるならば。
診断なんて受けても受けなくてもどっちでもいいです。
支援が必要。
自分自身の症状を把握したい。
そういう時は診断を受けに行きましょう。
診断書がついたからって、レッテルを貼られるわけでもないのでご安心を。
私が参考にしたサイトを載せておきます。
外部サイトのURLは載せられないので、下記のサイト名で検索して下さい。
臨床福祉専門学校
発達障害とは?①「3つのタイプとグレーゾーン」
キッズハグ
うちの子、発達障害かも?と思ったらチェックしてみよう
LITALICOジュニア
厚生労働省
ホーム > こころの病気を知る > 病名から知る > 発達障害
コミュ障を克服するためのブログ
大人の発達障害とは?症状や治療法まとめ




