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ぼくは、とんかつ

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

ぼくは、とんかつ。

名前に“かつ”と入ってるから、よく「勝負メシ」として呼ばれる。

けれど、本当は──ただの豚だったんだ。

ほんのり湿った土の匂いと、あたたかい陽射しのなかで育った日々。

仲間と駆け回ったあの草原が、今でも夢に出てくることがある。

それが“運命”というものだと気づいたのは、

まな板の上にのせられたときだった。

やがてぼくは、肉になり、小麦粉と卵とパン粉をまとい、

ジュウ……という音とともに、油の海に沈んだ。

そうして生まれ変わった。

ぼくは、とんかつになったんだ。

──でも、ここからが人生の本番だった。

昭和の定食屋。

木のカウンターに腰を下ろすサラリーマンが、

ぼくを噛みしめて、こう言ったんだ。

「うん。よし、午後もがんばるか」

そのひとことが、じんと心にしみた。

ぼくのこのサクサクが、誰かの背中を押すんだと知った瞬間だった。

受験生の前では「カツ(勝つ)」の縁起ものとして。

試合前の選手には、スタミナの源として。

おふくろの味になったり、洋食屋の花形になったり。

千切りキャベツと共演したり、

カレーとタッグを組んだり、

卵に包まれて「かつ丼」という新しい姿になったこともある。

けれど、どんな姿でも、ぼくは“とんかつ”だった。

「ただの脂身じゃ、だめなんだ」

「芯が熱くて、外がサクッとしてて、ちゃんと噛みごたえがなきゃ」

そんなふうに、料理人がぼくを見つめていた。

──その視線が、すごくうれしかった。

最近は、ロースじゃなくてヒレが好まれることもあるけど、

ぼくはぼくのままで、誰かのエネルギーになれたらと思う。

人生って、揚がるまでが勝負なんだ。

でも、揚がってからこそ、誰かの役に立てる。

ぼくは、とんかつ。

「勝つ」ために生まれたわけじゃない。

でも、「負けない味」でありたいんだ。

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