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錆びたネジと青い空

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

町工場の片隅で、古い旋盤が音を立てていた。

──ギュイイイイ……

その音は、もう何十年も変わらない。

けれど、音の奥には少しずつ歳月がこびりついていく。

油の匂いと、溶接の火花。

曲がりくねった鉄のパイプと、時折漏れる咳。

「おっちゃん、今日もやってるね」

そう声をかけてきたのは、近所の少年・カズト。

小学生の頃からこの工場に遊びに来ては、

手に持った部品をじっと見つめて、目を輝かせていた。

「今日のこれ、何作ってんの?」

「さあな。たぶん、世界一役に立たないロボのヒジとか、そういうやつだ」

「へんなの!」

カズトは笑う。

老職人は言葉を濁しながらも、内心うれしかった。

誰にも必要とされなくなった部品でも、

カズトだけは真っ直ぐに見てくれる。

「おっちゃん、昔、何作ってたの?」

「ん。船の部品、飛行機の脚、町の時計台……

今は誰も覚えちゃいないがな」

「すごいね」

「いや、大したことない。

でもな、何かを作るってのは、たとえサビても、そこに“誰か”のためって気持ちがあるもんだ」

老職人はそう言って、くしゃっと笑った。

それから数年。

カズトは工場に顔を出すことが少なくなった。

高校、大学、就職──

流れる時の中で、古い工場はますます寂しくなっていった。

部品も、道具も、旋盤も。

ひとつひとつに刻まれた手の跡と埃が積もっていく。

そしてある春の日。

老職人は、長年連れ添った旋盤の前で静かに目を閉じた。

その遺品の中に、ひとつだけ、錆びついた鉄板があった。

そこには、彫刻刀でこう書かれていた。


「カズトへ。

お前が大人になっても、

おっちゃんは、悪い大人の手本でいたい。

ずるくて、へそまがりで、サボりたがりだけど──

それでも、何かを作る手をやめなかった。

そんな大人がいても、いいだろ?」


その日、カズトは町工場に戻ってきた。

ガラス越しに見える夕焼けが、機械の油に滲んでいた。

「……ねえ、おっちゃん。俺、今、設計の仕事してるよ」

「道具じゃなくて、頭で描く仕事だけどさ。

でもさ、あのとき言ってた意味、少しわかった気がするよ」

彼はふと、旋盤のスイッチに手をかけた。

キィィィン……と懐かしい音が、静かに響きはじめる。

「おっちゃん。あんたのこと、俺、忘れねぇよ」

青い空が、町工場の屋根に反射していた。

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