金色の影、月の下で
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
彼女が最初にスクリーンに現れたとき、世界は一瞬、息をのんだ。
金色の髪が波打ち、赤い唇がふわりと笑う。
まるでシャンパンの泡のように、儚くて、きらきらしていて、すぐに弾けてしまいそうだった。
けれど、それが人々を虜にした。
名前を知らなくても、誰もがその微笑みを憶えていた。
歩き方、声のトーン、指先の動き──
すべてが夢だった。
夢であることを、彼女自身が一番よく知っていた。
白いドレスが風に舞う街角。
男たちの目が彼女を追い、観客が笑う。
その一瞬だけ、彼女は“完璧”だった。
完璧であることを演じる、それが彼女の“仕事”だった。
ステージの上では、「ダイヤモンドは女の親友よ」と歌いながら踊る。
その姿はまるで、人間の形をした妖精だった。
でも、夜が深くなると、彼女はただのひとりの女性に戻る。
メイクを落とし、鏡の前で息をつく。
愛を求めた。
誰かに必要とされたかった。
けれど、誰も“夢”でない彼女には触れようとしなかった。
「現実の私は、だれにも触れられないのね」
そう書かれた日記が、いまも静かに眠っている。
恋をして、信じて、また裏切られて──
それでも彼女は、カメラの前に立ち続けた。
笑って、歌って、まばゆく輝く。
「私は“あの子”でいるから、大丈夫」
風に乗るスカートを押さえながら、そう微笑んだ。
誰かを本当に愛したいと思った。
でも、それはいつも、手のひらからこぼれ落ちた。
やがて時は過ぎ、
世界は彼女を“伝説”と呼んだ。
誰もが知っている顔。
けれど、その心の声を聞いた者は、いなかった。
それでも今も、スクリーンの中で彼女は笑っている。
白いドレスを風になびかせて。
「ダイヤモンドは女の親友よ」と歌いながら。
月の下、金色の影となって、そっと歩いている。
そして、ある夜──
彼女は静かに、こう言った。
「私はこれまでの人生でずっと『私は愛されない人間なんだ』と思ってきたの。
でも私の人生にはそれよりもっと悪いことがあったと、はじめて気がついたの。
私自身、心から人を愛そうとしなかったのよ。」




