俺は、走る
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
俺は、長距離トラックだ。 名前はないが、ナンバーと錆びたエンブレムで、十分にじぶんを語れる。 毎日何百キロも走るのが仕事だ。 荷台には段ボール、パレット、冷凍の魚、誰かの生活が積まれてる。
運転席には、いつものあいつ――ケンジ。 無口で、コーヒーばかり飲む中年男。 でも俺のハンドルを握る手は、いつだってしっかりしている。
夜の高速を走っているときだけ、俺は“自由”を感じる。 街灯のない道、ただ俺のライトだけが前を照らす。 窓の外は真っ暗で、でも、そこに何かがある気がする。
ときどき、ケンジが独り言をこぼす。
「……まだ起きてるか、沙織……」
誰かの名前。 たぶん、もう今はいない誰か。 だけどその名前は、いつも静かに、俺のキャビンに落ちてくる。
エンジンの鼓動は、時に心臓のようだ。 俺は機械だけど、生きているような気がする。
ある日、いつもと違うルートを走った。 ケンジが言った。
「ちょっとだけ、寄り道させてくれ」
細い道、舗装も割れた山あいの町。 停まったのは、小さな保育園の前だった。
エンジンを止めると、子どもたちの笑い声が聞こえた。 窓からこっそり覗いて、ケンジは小さく笑った。
「……似てるんだ、沙織に。笑い方がさ」
俺は何も言わない。言えない。 でも、ただそこに停まっていることが、 なぜか大切なことのように思えた。
また走り出す。 荷物を積んで、知らない町へ、知らない誰かのために。
俺は、走るために生まれた。 だけど―― 誰かの“想い”まで運んでいる気がするのは、なぜだろう。
朝焼けが、ボンネットに反射する。 ケンジがエンジンをかけ、俺の心臓が再び動き出す。
また今日も、長い道の上。 俺は、走る。 ただ黙って、でも確かに生きている。




