葉っぱの名前はまだない
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
朝、机の上に葉っぱが置いてあった。 どこから来たのかはわからない。風かもしれないし、夢かもしれない。あるいは昨日の“夕方の忘れ物”かもしれなかった。
その葉っぱは少しだけ話せた。 ただし、ひらがなしか使えないらしく、話の半分は意味がなかった。
「ぱたぱた ぴいぴい ここは ひらのそと」
僕はうなずいて、紅茶のカップを持ち上げた。中から砂時計の音がした。
葉っぱはすこし震えていた。 「まけない まだねない きょうは みどりのひだもん」
どうやら、今日は“葉っぱたちのお祭り”らしい。 町ではだれもそれに気づいていない。スマホは黙っているし、信号も変わらない。けれど風だけが、何かを知っている顔をして通り過ぎていく。
午後になると、葉っぱは目を閉じた。 そしてもう一枚の葉っぱが現れた。
「きみが ふたつになれば ひとつに もどれる」
僕はそれをポケットにしまった。 右のポケットに“現実”、左のポケットに“仮定”、 そして葉っぱはズボンのすき間から未来を生やした。
「このまま歩くと、夜が咲くぞ」
葉っぱがそう言ったので、僕は玄関をあけて外へ出た。 空がやけに軽く、電線が雲と喧嘩していた。
信号のかわりに、葉っぱが揺れていた。 横断歩道には文字が書かれている。
「このさき ことばが ふえます ごちゅういください」
僕はうなずいて、 その葉っぱの影に乗って、空へとすべった。
葉っぱは、まだ名前を持っていない。 でもきっと、風がそれを名づけるだろう。 あるいは、あなたの知らない午後のどこかで。




