ぼくはヒーローになりたかった
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
ぼくは、ただのバッタだ。
人間の目には、緑色でピョンピョン跳ねる虫にすぎない。
でも、ぼくには夢がある。
──ヒーローになりたい。
ある日、公園のベンチで子どもたちが話しているのを聞いた。
「仮面のヒーロー、かっこいいよね!」
「敵をやっつけるとき、バッタみたいにジャンプするの!」
バッタみたい──その言葉が、ぼくの胸をはげしく打った。
あのヒーローは、きっと、ぼくらの仲間だったんだ。
人間の姿になって、悪を倒して、みんなを守る。
強くて、速くて、かっこよくて……。
ぼくも、そんな風になれたらって思ったんだ。
ぼくは跳ねる練習をした。
高く、高く、空に届くように。
草の影から人間たちを見守った。
もし誰かが困っていたら、すぐに助けようと思って。
あるとき、ひとりの子どもが泣いていた。
靴がぬかるみにとられて、動けなくなっていた。
ぼくは飛んだ。
泥の上に、バッ!と跳ねて、目の前に立った。
「ぅわっ!むしーっ!!」
その子は驚いて泣きながら走って逃げていった。
ぼくは、ぬかるみに沈んで、動けなくなった。
──あれから、もう動けない。
ぼくの足は、泥で固まり、翅はちぎれてしまった。
それでも、空を見上げている。
あの空のどこかに、本物のヒーローがいるはずだから。
いつか、ぼくの想いが届くといいな。
ヒーローになれなかったバッタが、いたことを。
そして、誰かの心の中に、ほんの少しでも勇気を残せたら──
それだけで、じゅうぶんだ。
ぼくは、ただのバッタだ。
でも、夢を見た。
ぼくは──ヒーローになりたかったんだ。




