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ぼくは、失敗作

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

ぼくは、生まれたときから「失敗作」と呼ばれていた。

丸くなるはずの体は、ぐにゃりと曲がり、

表面の色も、どこかまだら。

味見もされず、棚の隅にぽつんと置かれた。

製菓職人の人が、ぼくを見て言ったんだ。

「これはダメだね。商品にはできないよ。」

ぼくは、何が“ダメ”なのか分からなかった。

だって、ぼくはぼくなりに一生懸命、生地をふくらませて、焼き上がったのに。

横の棚では、きれいに整ったお菓子たちが誇らしげに並んでいた。

マカロンたちは言う。

「失敗作くん、あっち行ってよ。君、写真映えしないじゃん。」

クッキーたちは言う。

「味が大事とか言うけどさ、まず見た目だよ、見た目。」

ぼくは小さくなった。

誰にも食べられないまま、夜になってしまった。


その日、厨房にやってきたのは、ひとりの子どもだった。

店主の娘らしく、背が小さくて、目がきらきらしてた。

彼女は棚の奥を覗き込み、ぼくを見つけた。

「あ、へんなの。……でも、おいしそう。」

そう言って、彼女はぼくを口に入れた。

――しばらく、静かだった。

でも次の瞬間、目をまんまるにして叫んだ。

「お父さんっ! このお菓子、なんかすごく楽しい味がするよ!」

店主が驚いてやってきて、ぼくをひとくち食べた。

そして、眉を上げた。

「……あれ? ちょっと変わってるけど、これは……もしかして……“あり”かもしれないな」

翌週、店に新しいお菓子が並んだ。

名前は――「おまかせデコボコくん」。

見た目は不揃い。でも、ひとつひとつに、違う味と食感がある。

「どれが当たりか分からない!」と話題になり、人気商品になった。


ぼくはもう、棚の奥にいる必要はなかった。

あの時のぼくは、たしかに“失敗作”だったかもしれない。

でも――

失敗があるから、気づける味がある。

 失敗が生まれるから、成功が生まれる。

だから、ぼくは胸を張って言うよ。

「ぼくは、失敗作だった。だから、今ここにいるんだ」

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