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白衣の内側

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

彼の人生は、疑いようもなく順風満帆だった

若くして医師となり、名門の大学病院に勤める

白衣を着て歩けば、誰もが一歩身を引く

それは尊敬であり、信頼であり、同時に距離でもあった

母はいつも誇らしげだった

白衣の袖に触れ、何度も同じ言葉を繰り返す

「あなたは特別よ」

「あなたは、選ばれた人なの」

彼は、その言葉を疑ったことがなかった

疑うという行為そのものが、彼の人生には存在しなかったからだ

やがて、彼は一人の女性と出会う

整った顔立ち、柔らかな声、控えめな笑顔

彼女は彼の隣に立つ存在として、あまりにも自然だった

交際は穏やかに進み

婚約の話が持ち上がったとき

彼は初めて「完成」という言葉を思い浮かべた

――だが、偶然、知ってしまった

誰かに向けて放たれた、軽やかな声

「だって医者でしょ。お金も地位もあるし」

「愛? そんなの後からついてくるものよ」

音を立てて、何かが壊れた

彼女は彼を見ていなかった

彼の中身ではなく、外側だけを愛していた

その直後、母が倒れた

搬送先は、彼自身の勤める病院

白衣を脱ぐことなく、彼は母の病室に立った

ベッドの上で、母は弱く微笑んだ

「ごめんね……迷惑かけて」

その声は、昔と同じだった

無条件で、彼を肯定する声

彼は思った

――この人だけは、裏切らない

母は静かに息を引き取った

心電図の音が止まっても

彼の中では、まだその声が響いていた

葬儀の後、彼女は彼に近づいた

「もう邪魔な人はいないわね」

「さあ、結婚しましょ」

その瞬間、彼の中で何かが吹っ切れた

次に彼女が目を覚ました時

そこにはもう、世界はなかった

事故だった

書類の上では、すべてが整っていた

二つの喪失は

彼の中の“人としての輪郭”を削り落とした

それでも、病院は日常を続ける

患者は彼を信頼し

同僚は彼を「優秀な医師」と呼ぶ

夜、研究室で彼は考え続けた

欲しいのは、愛だ

裏切らない愛

変わらない愛

ならば、変わらない形にすればいい

理想の姿

母のような優しさ

無条件で、自分だけを見る存在

「作ればいい」

それは、医師としての思考であり

息子としての執着だった

そして――

白衣の内側で

彼は“彼女”と再会する

透明な培養液の中

静かに浮かぶその姿

まぶたは閉じられ

眠るように、完璧に静止している

そこには、裏切りも、拒絶もない

声をかければ

きっと母と同じ声で応えるだろう

ガラス越しに、彼は囁く

「大丈夫だよ」

「もう、何も怖くない」

培養液が、わずかに揺れる

それは呼吸なのか

それとも彼の錯覚なのか

彼は白衣の袖を整える

かつて母がそうしたように

彼の人生は、今も順風満帆だ

論文は評価され

病院は彼を必要としている

そして彼は、確信している

この愛だけは

決して裏切らない、と

白衣の内側で

愛は完成し

永遠に保存されている

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― 新着の感想 ―
そっちにいったかあ〜 母方の姪っ子ちゃんをさらってきて 自分好みに育てる鬼畜イケメンの話が 平安時代に大流行しましたけど、 (そいつの名前、光源氏っていうんだけどね) この主人公は他者にとりかえしのつ…
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