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静かな終末

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

 終末は、いつも派手に描かれる

 炎、爆音、崩れ落ちる都市

 だが実際の終末は

 もっと静かだった

 朝は来る

 空は青い

 人は仕事に向かう

 それでも

 世界は確実に行き止まりへ進んでいた

 時間が足りなかった

 資源も、信頼も

 未来を語る言葉さえも

 人類は

 終末を止めることを諦め

 終末を引き受ける存在を選んだ

 それが

 彼女だった

 彼女は

 兵器として生まれた

 だが

 武器を持たされることはなかった

 彼女の内部には

 数え切れない破滅が眠っていた

 戦争の結末

 文明の崩壊

 星が迎えるはずだった

 すべての終末

 それらを一つに束ね

 彼女一人が終わることで

 世界を続けさせる

 そういう構造だった

 彼女は、自分が何者かを知っていた

 それでも

 朝の光を好きになった

 風の匂いを覚えた

 誰かの声に

 振り向くことを覚えた

 彼は

 その「誰か」だった

「終末ってさ」

 彼女は

 窓の外を見ながら言った

「世界が壊れることじゃないんだと思う」

 彼は、答えなかった

 答えを持っていなかったからだ

「大切なものを

 一つだけ残して

 あとは全部失うこと」

 彼女の言葉は

 どこか他人事のようで

 それでいて

 残酷なほど正しかった

 起動条件は

 単純だった

 彼女が

 強い感情に触れること

 愛、憎しみ

 執着、後悔

 終末は

 人の感情によって

 目を覚ますよう設計されていた

 彼は

 迷わなかった

 最期にもう一度

 彼女を抱きしめた

 それは

 引き金だった

 彼女の体が

 光を帯びる

 眩しさはない

 ただ

 世界が静かに

 息を吸い込む

 彼女は

 彼の耳元で囁いた

「後悔しないで」

 終末は

 爆発しなかった

 収束した

 世界中に散らばっていた

 終わりが

 一点へと引き寄せられ

 彼女の中へ沈んでいく

 空は青いまま

 街も、人も

 何も壊れない

 ただ

 彼女だけが

 そこから消えた

 終末は

 起きなかったのではない

 彼女が

 すべてを終わらせた

 世界は続く

 何も知らない顔で

 彼は

 平穏な街の中に立ち尽くす

 救われた世界と

 救われなかった心を抱えたまま

 終末という言葉は

 もう必要ない

 だが

 彼の中には残っている

 彼女がいない

 静かで

 取り消しのきかない終末が

 それでも

 彼は歩き出す

 彼女が引き受けた未来を

 無駄にしないために

 世界が続いている限り

 それが

 彼女の存在証明だから


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