はじまりの席
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
ぼくは、成人式
冬になると
年に一度だけ
こうしておしゃべりできる
外は寒くて
息をはくと白くて
コートの中に手をつっこみたくなる季節
ぼくは、そんな冬が好きだ
だって
ぼくの友だちが集まってくるから
体育館の床はひんやりして
イスはきちんと並んでいて
でも、空気はちょっとそわそわしてる
笑ってる人もいるし
黙ってスマホを見てる人もいる
ぼくは知ってる
ここに来たみんなが
「もう子供じゃない」って言われながら
まだちょっと子供なこと
スーツがぎこちなかったり
着物が重たかったり
久しぶりに会った友だちと
どう話せばいいかわからなかったり
それでいいんだよ
ぼくはね
みんなにテストなんてしない
夢を聞いたり
立派な言葉を言わせたりしない
ぼくが言いたいのは
もっと簡単なこと
大人になるって
なんでもできるようになることじゃない
わからないまま
迷ったままでも
前に進もうとすること
それが
大人への一歩なんだ
これから先
うまくいかないこともある
失敗して
泣きたくなる日もある
「思ってたのと違う」って
言いたくなるかもしれない
でもね
それって、ちゃんと生きてる証拠だよ
ぼくは何度も見てきた
今日ここに立っていた人たちが
何年か後に
また違う顔で歩いていくのを
強くなったり
優しくなったり
ちょっと疲れたりしながら
だから、最後にこれだけ言わせて
完璧にならなくていい
ちゃんとした大人じゃなくてもいい
それでも
自分で選ぼうとすることだけは
やめないで
ぼくは、成人式
みんなをゴールに連れていく存在じゃない
スタートラインに
そっと立たせるだけの存在
寒かったら、肩をすくめていい
不安だったら、深呼吸していい
今日のこと
いつか思い出したら
「まだ何者でもなかったな」って
笑える日が来る
それでいいんだ
じゃあ、行っておいで
大人になりかけの、ぼくの友だち
――成人、おめでとう
ぼくはこの場所で
ちゃんとその一歩を見届けたよ




