表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
373/402

見えないドラマの向こう側

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

 かけ事と人は言う

 運だ、無駄だ、数字遊びだと、簡単に切り捨てる

 だが、賭け場に立ったことのある人間なら知っている

 そこにあるのは、単なる勝ち負けじゃない

 馬も自転車もボートも――

 走り、回り、滑るものは違っても

 賭ける瞬間の胸の奥は、いつも同じ熱を帯びている


 競馬場の朝は早い

 まだ客の少ないスタンドで、新聞を広げる音だけが響く

 印を打つペン先は迷い、止まり、また動く

 血統、調教、馬場、騎手

 それらをすべて飲み込んだ上で、最後に頼るのは――自分の直感だ


 競輪場の夜は、もっと生々しい

 照明に照らされたバンクを、選手たちが黙って見つめる

 脚の状態、並び、誰が前で、誰が後ろか

 一列の差が、人生を分けることを、誰よりも知っている顔だ


 ボートレース場では、水面がすべてを隠す

 スタート展示では見えなかったクセが

 本番で牙を剥く

 風、波、モーターの微妙な音

 紙の上では完璧だった予想が、簡単に崩れる


 それでも、人は賭ける

 なぜか

 金のためだけじゃない

 発走の数秒前

 場内が一瞬、静まる

 その沈黙の中で、誰もが同じ顔をしている

 知らない他人と、同じ期待と不安を共有している

 走れ

 回れ

 逃げ切れ。

 差せ

 その叫びは、選手や馬や艇だけに向けられているわけじゃない

 ――自分の判断が間違っていなかったと、証明してほしいだけだ

 外れたとき、胸に残るのは後悔だ

 「あの一行を切らなければ」

 「なぜ、欲を出した」

 その言葉は、酒よりも苦い

 当たったとき、歓声が上がる

 だが、不思議なことに

 金額よりも先に浮かぶのは――

 「やっぱり、そう来たか」という納得だ

 ギャンブルの本質は、未来を当てることじゃない

 過去と現在を積み重ね、自分なりの物語を描くことだ

 勝ったレースは記憶に残る

 負けたレースは、もっと深く残る

 なぜなら、そこには「次」があるからだ


 人は言う

 どうせ無駄だと

 どうせ胴元が儲かるだけだと

 それでも、賭け場から人は消えない

 なぜなら、あの場所には、確かにドラマがあるからだ

 馬も自転車もボートも

 そこを走るのは、ただの駒じゃない

 積み重ねた時間と、背負った覚悟が、ほんの一瞬、交差する

 かけ事と人は言うけれど――

 その先には、金では測れない、見えないドラマがある

 だから今日も、人は紙を握り

 静かに、世界の行方を信じる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ