夜がつなぐ距離
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
夜は、昼よりも本音に近い
仕事の予定も、明日の心配も、いったん棚に上げられて
街は青い光に包まれる。濡れたアスファルトが反射するたび
感情の輪郭がくっきり浮かぶ
僕らは、直接会うよりも先に、声だけを重ねる関係になった
画面の向こうで息が合う。沈黙が続いても気まずくならない
言葉の選び方が、相手の体温をなぞるみたいに慎重になる
「起きてる?」
短い問いが届く
その一言に、今夜が少し動き出す
答えは簡単だ。眠っていない
眠れるわけがない。天井を見つめ、心拍の数を数え
次に来る言葉を待っているのだから
声は澄んでいて、ノイズが少ない
機械越しなのに、距離は縮む。触れられない分
想像が勝手に先を走る。知らない感覚が胸の奥で膨らみ
泡のように浮いては弾ける
同じ曲を、それぞれの部屋で流す
タイミングを合わせるだけで
部屋と部屋が一本の廊下でつながった気がした
身体は離れているのに、リズムだけが同じ方向を向く
笑い声が重なる
冗談の角度が合う
それだけで、今日は十分だと思えた
けれど、夜は欲張りだ
確かめたくなる。踏み出したくなる
同時に、踏み出さない理由も増えていく
大人になると、感情の扱い方が上手になる代わりに、決断が遅くなる
言い訳はすぐ見つかる。疲れている、明日が早い
今じゃない。どれも本当で、どれも逃げだ
それでも、声は続く
言葉を選びながら、相手の沈黙を待つ
相対しているのに、完全には重ならない
その曖昧さが、想像を自由にする
ふと、立ち上がる
部屋の真ん中で、ひとり、足を動かす
誰も見ていないのに、少し照れる
向こうでも、同じことが起きている気がした
「変なことしてる?」
返事は、間を置いてから来る
笑いが混じる。否定も肯定も曖昧なまま
夜は、未完成を許してくれる
結論を出さなくても、関係は進む
積み上がるのは、出来事じゃなく、感覚だ
通話が切れる直前、言いかけた言葉を飲み込む
言わなかったことが、今夜の余韻になる
画面が暗くなり、街の音が戻る
それでも、手の中の機械は温かい
声が消えても、距離は少し縮んだままだ
たぶん、僕らは少しずつ変わっていく
答えを急がず、夜に任せて
次に会う日まで
見えない場所で、確かに育ちながら




