軌道清掃員の夜
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
地球の夜側は、相変わらずきれいだった
青い光の縁が薄く輝き、雲がゆっくりと流れていく
それを眺めながら、俺は作業用ポッドの中で工具を握っていた
「デブリ捕獲、残り一つ」
通信越しに管制の声が響く
感情のない、仕事の声だ
俺は返事をして、姿勢制御を微調整した
視界の先に、太陽電池パネルの破片が回転している
三十年前の通信衛星の残骸
もう誰も覚えていない名前だ
宇宙には、忘れられたものが多すぎる
デブリを回収する仕事は、派手じゃない
英雄にもならない
ニュースにもならない
それでも、やらなければならない仕事だ
この軌道を使う誰かが、明日も無事に帰れるように
ワイヤーを射出し
ゆっくりと破片を引き寄せる
金属が触れる、乾いた音
「……捕獲完了」
俺は息を吐いた
作業の合間、ふと地球を見る
あの光の中に、家族がいる
いや、いた
昔は、帰る場所があった
今は、軌道上の居住モジュールが寝床だ
同僚は言った
「慣れるさ」
「宇宙は静かでいい」
たしかに、静かだ
静かすぎるほどに
次の指示まで、数分の空白
俺は無意識に、ヘルメットの内側で独り言を漏らす
「……お前も、ここまで来たんだな」
回収したデブリに向けて、そんな言葉をかけていた
かつて誰かが
希望を乗せて打ち上げたもの
役目を終え
こうして漂い
そして今、片付けられる
俺たちも、似たようなものかもしれない
夢を抱いて宇宙へ来て
生活に追われ
それでも、軌道を保つために働く
「次のポイントに向かえ」
管制の声が、現実に引き戻す
「了解」
ポッドを回頭させると
星々がゆっくりと流れた
宇宙は冷たい
だが、完全に無関心ではない
誰かが働いている限り
誰かが片付けている限り
この場所は“人の場所”であり続ける
地球が少し遠ざかる
その青は、相変わらずきれいだった
俺はまた、工具を握る
今日も、名もない仕事をする
明日、誰かが無事でいるために
宇宙は広い
だが、人の手は――
まだ、ここに届いている




