星が集まる城
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
その城は、地図から消えた場所にあった
川沿いの断崖にへばりつくように建ち、石は崩れ、門は歪み、誰の旗も掲げられていない
もともと、何かを守るための城だったのか
それとも、誰かを閉じ込めるための城だったのか――
今となっては、誰も知らない
少年がそこに辿り着いたとき、城は空だった
兵も、民も、命令も、栄光もない
ただ、彼の右手に刻まれた“紋”だけが、微かに熱を帯びていた
それは祝福であり、呪いだった
力を与え、同時に争いを呼ぶ印
歴史の中で、何度も王を生み、何度も国を滅ぼしてきたもの
「力は人を集める。でも、選べない」
そう言ったのは、城に最初に現れた女だった
彼女は医者で、剣は持たない
だが、死に慣れた目をしていた
次に来たのは、元兵士
命令に従いすぎた結果、何も信じられなくなった男
続いて、盗賊、料理人、商人、学者、踊り子、鍛冶屋
理由は違えど、皆「どこにも属せなくなった者」だった
彼らは口々に言った
「正義のためじゃない」
「革命のためでもない」
「ただ、もう選ばれない側でいたくない」
城は、少しずつ賑やかになった
笑い声が増え、鍋の音が響き、夜には酒が回った
だが、同時に影も伸びた
王都からの使者
反乱分子という言葉
討伐命令
少年は迷った
この城に集まった者たちを、戦場へ連れていく資格が自分にあるのか
その夜、城壁で彼は紋を見つめた
光は強く、だが冷たかった
老いた軍師が隣に立つ
「英雄とはな、勝つ者じゃない」
「選び続ける者だ」
「何をですか」
「誰と立つか…誰を失わないか…
そして――誰にもなろうとしないか、だ」
少年は、うなずいた
翌朝、城門の前にまた一人、旅人が立っていた
疲れ切った顔で、それでも目は逸らさない
「あの……ここは……」
少年は答えた
「ここは、王の城じゃない」
「星が集まる場所だ」
城はまだ未完成だ
百八には、遠く及ばない
それでも、夜空を見上げると、確かに思う
この城が変えるのは、国ではないかもしれない
歴史でも、世界でもないかもしれない
だが――
ここに集まった者たちの「居場所」だけは
誰にも奪わせない
それが、この城に集まった星たちの
唯一にして最大の戦いだった




