うまれ、眠り、また酌まれるもの
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
わたしは、米から生まれた
水と、麹と、人の手に育てられて
祭りごとで、神に捧げられた
人が円になって酌み交わすためのもので
まだ文字も少ない時代
人々はわたしを「不思議な水」と呼び
笑い、歌い、祈りながら口にした
火を囲み
季節を越え
米の恵みを分け合うために
時が流れ
国がかたちを持ち
技が洗練されていくと
わたしは蔵で生まれるようになった
寒い朝
吐く息が白い冬
人は眠らず
温度を測り、音を聞き、
わたしの声に耳を澄ませた
「今日は、機嫌がいいな」
そう言って
わたしは瓶に詰められ
祝いの席へ運ばれていった
けれど
時代は変わる
速さが求められ
強さが好まれ
手間は「非効率」と呼ばれるようになった
わたしは
棚の奥へ追いやられた
「重い」
「古くさい」
「難しい」
そう言われながら
静かに眠った
それでも
消えなかった
小さな蔵で
頑固な手で
変わらず仕込まれ続けた
「これが、うまいんだ」
その一言を信じて
やがて
世界がわたしを見つけた
冷やしても
温めても
料理と寄り添い
静かに香ると
若い人たちが
ラベルを見て笑い
香りに驚き
一口目で目を丸くする
「あ、これ…好き」
その言葉で、
わたしは目を覚ました
わたしは派手じゃない
酔わせるためだけのものでもない
ただ、
時間と人の手と
土地の記憶を持つモノだ
今日もどこかで
グラスに注がれる
過去を語りながら
未来を待ちながら
わたしは
また酌まれる
”日本酒”という名で
静かに、
愛されるために




