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手を離さない理由

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

城は、最初から終わりのない場所だった

空へ伸びる塔、崩れかけた回廊、光の届かない深い影

少年は、その城の石床に一人立っていた。額には小さな角

それは呪いの証であり、この城に連れてこられた理由でもあった

鎖の音がした

振り向くと、白い光のような少女がいた

言葉は通じない

それでも、彼女の瞳は確かに「ここにいる」と語っていた

少年は、そっと手を差し出す

少女は一瞬ためらい、それから指先を重ねた

――この人の手を離さない

――離せば、魂ごと持っていかれてしまう気がしたから

城はそれを拒むように、黒い影を放った

床から滲み出すように現れる、形の定まらない魔物たち

少女を狙い、引き裂こうとする存在

少年は拾った棒きれを握りしめ、影に立ち向かった

剣ではない。英雄でもない

それでも、彼は振り下ろす

守るために

走る

跳ぶ

壁に手をかけ、鎖にぶら下がり

扉の向こうで仕掛けを解く

重いレバーを引くとき

高い段差を越えるとき

少女は必ず彼の手を探した

離れないように

迷わないように

城の奥で、彼は知る

この城は、少女を閉じ込めるための器であり

自分は、その鍵にすぎなかったことを

それでも、少年は手を離さなかった

出口に近づくほど、光は強くなり

影は激しく抵抗した

最後の橋で、影が彼を引き戻そうとする

その瞬間、少女が彼の手を強く握り返した

言葉はなかった

けれど、その温もりが答えだった

ふたりは光の中へ踏み出す

城は静かに、背後で崩れ始めていた

振り返らずに、少年は進む

角のある頭で

傷だらけの手で

少女の手を握ったまま

この手を離さない

世界がどれほど広く

どれほど残酷でも――

ここで生まれた「つながり」だけは

決して影に渡さないために


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