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さなぎの夢

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

ある緑の葉の上に、小さな幼虫がいました。

名前も知られていない、ただの小さな命。

けれどその幼虫には、密かな夢がありました。


──空を飛んでみたい。


風が葉を揺らすたび、幼虫はその向こうに広がる空を見上げて、胸の奥がふるえるのを感じていました。

「でも、ぼくには羽がないし、脚も短いし、空なんて遠すぎるよね」


それでも幼虫は、食べ、眠り、また進み、ひたすらに毎日を繰り返しました。


葉の裏に雨粒が垂れても、

陽の光が枝の隙間から差し込んでも、

幼虫は一歩ずつ前へ進み続けました。


やがて季節がめぐり、風が冷たくなりはじめた頃、

幼虫の体に静かな変化が訪れます。


──眠りたい。


そう思った幼虫は、最後の力で葉に糸をかけ、

自らの体を包み、さなぎになりました。


時間が止まったように、ただ静かに、何日も何日も。

夢の中で、幼虫は何度も空を飛びました。

青い空、白い雲、遠くの山々。

翼を広げて風にのる感覚を、眠りの奥でずっと見ていたのです。


そして──ある朝。

春の光が森に戻ってきたその日、

さなぎの殻が、ひとつ、音もなく割れました。


そこから出てきたのは、もう幼虫ではありませんでした。

細くしなやかな脚、繊細な触角、そして──

朝の陽に透ける、ふたつの大きな羽。


「……これが、ぼく?」


蝶になったその小さな命は、初めて羽を動かし、空へと舞い上がります。

羽ばたきはぎこちなく、それでも確かに風をとらえ、

ふわり、ふわりと空へ。


かつて夢で見たその場所に、いま、自分の姿がありました。


空は、遠くなかった。

羽は、最初から内側に眠っていた。


──「さようなら、葉の上のぼく。ありがとう、さなぎの夢」


そうして蝶は、風の中へ溶けていくように飛び立ちました。


誰にも見られなかった、小さな奇跡。

けれどそれは、確かに世界に刻まれた“ひとつの旅”でした。


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