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オニオン要塞のうた

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

大地の下に、誇らしげな要塞が広がっていた

 名を――オニオン要塞

 分厚い皮

 何層にも重なる防御

 涙が出るほど堅牢な地下構造

 そこには、丸々と太った玉ねぎ兵たちが詰めていた

「ふはははは!」

「見たか! この皮の厚さ!」

「どこから切られても、まだ皮がある!」

 玉ねぎたちは胸を張り、地下通路で行進しながら、

誇らしげに”あの有名な玉ねぎの歌”を歌っていた


 ♪ 玉ねぎは つよい

 ♪ 油で揚げたタマネギは もっとつよい

 ♪ 強いから俺はタマネギが好き

 ♪ タマネギが好き タマネギが好き


 そして、誰かが声を張り上げる


 ♪ 進もう戦友よ 進もう戦友よ

 ♪ 進もう 進もう 進もう


 意味はよく分かっていない

 だが「進もう」と歌えば

なぜか勝っている気がした

 地上では、ジャガイモ軍が集結していた

 無骨で、泥だらけで、飾り気もない

「正面から行くと、包丁が折れるな」

「皮が多すぎる」

「……強い…」


ジャガイモたちは、正面のオニオン要塞をじっと見つめた

 確かに、正面は完璧だった

 切れ目も、割れ目も、隙もない


 だが――


「……なあ」

「横、どうなってる?」


 玉ねぎたちは気づかなかった

 歌っていたからだ

 自分たちを想像していたからだ

 「揚げたたまねぎが強い」というフレーズに酔っていたからだ

 オニオン要塞の横の畑

 そこには、誰も”見張り”を置いていなかった

「だって畑だろ?」

「敵は正面から来るもんだ」

「歌にもそう書いてある」

 ――歌には、書いていなかった

 ジャガイモたちは畑を越え、丘を回り

玉ねぎの皮の“つながっていない部分”へと転がった

 ゴロゴロゴロ……

「ジャ、ジャガイモ!?」

「なんでそこに!?」

 混乱の中、玉ねぎたちは逃げ惑いながら

ついに口論を始める

「だから言っただろ!正面ばっか見てるからだ!」

「うるさい!皮の厚さを信じろって言ったのお前だろ!」

「そもそも“揚げたタマネギがつよい”とか歌ってる場合か!?」

「好きなもんは好きなんだよ!」

「今それ言うな!!」

 歌はバラバラに途切れ

誰も「進もう」と言わなくなった

 オニオン要塞は、内側から崩れた

 どれだけ皮が厚くても

 どれだけ揚げたら強いと信じていても

 回り込まれたら意味がない

 やがて畑は静かになった

 地上に残ったのは

 剥かれた皮

 歌われなかった続きを持つ沈黙

 そして転がる玉ねぎたち

 その光景を見下ろしながら

ジャガイモの一人が、静かに言った

「……要塞は悪くなかったな」

「でもな――

 皮を誇る奴ほど、

 “剥かれた後”のことを考えてないもんだ」


 夜風が畑を吹き抜ける

 月明かりの下、倒れた玉ねぎの一人が、かすれ声で言った。

「……でもよ」

「油で揚げたタマネギは……うまい、よな……」

 誰も否定しなかった

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