蒸気桜の夜に
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
帝都・華ノ都
蒸気が立ちのぼり、ガス灯がまだ眠りきらぬ街
石畳の通りを、蒸気馬車が走り抜ける
その音に混じって、遠くから微かな笛の音が聞こえてきた
桜色の風の中、少女は立っていた
彼女の名は――白鷺カレン
帝都防衛組織《華撃団》の新米隊員
その姿は、花のように可憐でありながら
腰には蒸気駆動の刀――“花霞”が輝いていた
「帝都に咲く花は、守るために散るのです」
誰に聞かせるでもなく、彼女は呟く
桜の花びらが蒸気の渦に溶けていく――
「敵影、確認ッ! 東方工廠区の空に、“黒煙の塔”発生!」
司令塔の報告に、基地全体がざわめいた
地を震わせる重低音
空を覆うのは、機械仕掛けの怪物――
帝国を裏切りし技師が造り出した、蒸気兵器《重機竜・クラウゼン》
「全隊、出撃用意!」
蒸気管が唸りを上げ、格納庫の扉が開く
そこには、少女たちが操る人型蒸気甲冑――
“華装機兵・桜式”が並んでいた
カレンの機体“紅霞”がゆっくりと蒸気を吐く
真紅の機体が桜の花弁を照らすように立ち上がった
「白鷺カレン、出撃します!」
蒸気の爆発音
空へ舞う、桜色の残光
帝都上空
夕焼けと黒煙が入り混じる中、紅霞はクラウゼンの腕をかわし、刃を閃かせた
「はぁぁぁぁぁぁッ!!」
花霞が弧を描き、鋼鉄の装甲を切り裂く
しかし敵は倒れぬ
クラウゼンの胸部が開き、無数の歯車と黒い蒸気が溢れ出す
『滅ビヲ……咲カセヨ……』
それは、かつての技師の怨念が宿る声
カレンの頬を汗が伝う
彼女の機体は限界に近い
「……でも、もう退けません
この街には――あの人の笑顔があるから!」
カレンは蒸気出力を最大にし、最後の力で跳躍する
刀を掲げ、叫ぶ
「必殺・桜華一閃――!!!」
閃光
爆風
そして――静寂
黒煙の中で、桜の花びらがひらひらと舞った
夜明けの帝都
戦いの痕跡を照らす朝陽が
瓦礫の上に立つカレンの顔を優しく包む
そこへ、整備士の青年が駆けつける
「カレンっ! 無事か!?」
「ええ……でも、“紅霞”がもう……動かない……」
「ああ…確かにそうだ……だが、君のおかげで守れたよ…帝都も、人々も――」
桜の花びらが一枚、カレンの肩に落ちた
春風のような笑みを浮かべ、彼女は呟く
「また、咲きましたね…
帝都の桜は――何度散っても、立ち上がる」
蒸気の街に、再び朝が訪れる
――帝都華撃団記録・第八号より
「我ら、花とともに戦い
花とともに笑い
花とともに散る」
――それが、“大正浪漫”に咲く乙女たちの誇りである
―花と蒸気が交わるとき、帝都は再び微笑む




