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煙の向こう

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

 午前二時

 アパートの非常階段に腰を下ろして、ひとり煙草を吸っていた

 冬の空気は刃物みたいに冷たくて、息を吐くたびに胸の奥まで凍っていく気がした

 街はすっかり眠り、通りには人の影もない

 遠くでコンビニの自動ドアが開く音がして、また閉まる

 それだけで、世界に自分以外の誰かがまだ生きていると分かる

 手の中の火が、かすかに震えた

 指先が冷たくて、フィルターを持つ力も弱い

 白い煙が風に流され、月の光に溶けていく

 「……もう辞めようかな」

 そう思うたびに、火をつけてしまう

 吸うたびに咳が出る

 それでも、この一本がないと夜が越せない気がする

 ポケットの中のスマホが震えた

 画面に浮かぶ名前――元恋人

 けれど、指は動かなかった

 煙の向こうで、雪がちらついている

 「今さら、何を話せばいい?」

 小さく呟いて、電話を切る

 画面が暗くなると、残ったのは自分の顔

 弱々しい光の中で、少しだけ笑っていた

 最後の一吸いをして、火を押しつぶす

 ジュッという音がやけに大きく響いた

 煙がゆっくりと消えていく

 まるで、誰かの記憶みたいに

 立ち上がると、空気が刺すように冷たい

 吐いた白い息が夜空に浮かんで、星に触れるように見えた

 「……明日も寒そうだな」

 そう呟いて、ポケットの中の箱を握る

 まだ、一本だけ残っていた

 それが、なぜか少し心強かった

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