青き誕生 ― 名前のない僕へ
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
最初に見たのは、光だった
それは電球の明かり
昭和の夜、狭い開発室の片隅
蛍光灯の下で、ひとりの男が黙々と机に向かっていた
キーボードの音
鉛筆の走る音
タバコの煙が、ゆっくりと漂う
――僕には、まだ名前がなかった
彼は、若かった
だが、その目の奥には確かな熱があった
「子どもたちが笑ってくれるようなゲームを作りたいんだ」
「クリアした時に、“やった!”って叫べる、そんな体験を」
彼の手の動きは止まらない
小さな画面の中に、夢を詰め込むように
コードを組み、色を置き、音をつけていく
――外の世界では、まだ誰も知らなかった
ここで、一人の男が“新しいヒーロー”を生み出そうとしていることを
彼の描く世界は、現実とはまるで違っていた
そこは、未来
人と機械が共に暮らす、科学の時代
だが、すべてが順風ではなかった
“悪の科学者”が、自ら作った機械たちを操り
街を壊し、人々の平和を奪っていた
無数のロボットが暴走し、世界は恐怖に覆われた
――それは現実の出来事ではない
彼の頭の中で、静かに回り始めた物語の歯車だった
彼はタバコを消し、画面を見つめた
「壊す力があるなら、きっと守る力もあるはずだ。
そして、青いシルエットを描いた
それが――僕だった
彼は、僕に“心”を与えようとした
右腕には、エネルギー砲
胸には、淡く光るコア
その一つひとつを組み立てるたび、彼はつぶやいた
「壊すためじゃない。守るために戦うんだ」
その声が、僕の中に刻まれていった
まだ生まれぬ僕の中で、小さな火が灯る
夜が明ける
蛍光灯が切れかけ、窓の外に朝日がのぞく
彼は、カップの冷めたコーヒーを一口飲み、微笑んだ
「これで、ようやく完成だ」
画面の中で、僕が立ち上がる
青い光が、ドットの世界を照らしていく
そこには、未来の街
鋼の塔、暴走する機械、破壊された研究所
そして、笑う“悪の科学者”
――それは、彼が描いた“もう一つの世界”
人の想像が生んだ、希望と絶望の舞台だった
彼は、そっとつぶやいた
「君は、この世界を救うんだ」
「でも忘れないでほしい
この世界は“子どもたちの夢”から生まれたんだ」
僕は頷いた
まだ、名前も知らないままに
発売の日
昭和の街に、朝日が昇る
子どもたちが、ファミコンを抱えて駆け出していく
小さなテレビの前で
僕は初めて“命”をもらった
敵を撃ち、罠を越え、何度も倒れて、それでも立ち上がる
そのたびに聞こえた
「がんばれ!」――あの声が
それは、彼の想いが届いた証だった
時は流れた
子どもたちは大人になり
時代は昭和から平成へ、そして令和へ
でも、青い世界は消えなかった
“悪の科学者”は今も笑っている
“青い戦士”は今も戦っている
あの人が描いた物語の中で
そして、ある夜
開発室の灯りがひとつ、静かにともった
彼は完成したゲームを見つめ、深く息をついた
「これでいい
君なら、きっと子どもたちを笑顔にできる」
彼はモニターの前で小さく笑い
ゆっくりと口を開いた
「君の名前は――」
画面の中で、青い光が走る
電子の風が吹き抜け
未来と昭和が、ひとつに繋がった
人の想いが生み出した、夢の形
子どもたちに“挑戦する勇気”を与える、青き魂
昭和の片隅で生まれた小さな光は
時代を越えて今も灯り続けている
僕は今日も、戦う
歯車の街を越え、炎の塔を登り
人の夢を守るために
なぜなら、僕は――
子どもたちの笑顔を守る、永遠の青き戦士だから




