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ドットの誇り

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

――カチ、カチ

小さな音が、暗い倉庫にこだました

長い眠りの中で、彼は夢を見ていた

灰色のプラスチックの身体

手のひらサイズの薄い躯体

液晶の画面に、点が光り、棒が動く

それが彼の世界だった

かつて――彼は“人気者”だった

街の子どもたちは、放課後になると彼を取り出し、夢中でボタンを叩いた

電池が切れるまで遊んで、翌日また続きを楽しみにした

「ボタンを押すだけで、世界が動く!」

そう言って笑う子どもたちの指先に、自分の存在を感じていた

だが、時代は流れた

新しい光が生まれ、彼の“単色の世界”は色彩に飲み込まれていった

音は複雑になり、画面は鮮やかに、そして彼の“単純さ”は“古さ”と呼ばれた

――気づけば、棚の奥

ケーブルの影

埃と沈黙に包まれた世界

彼はもう、動かなくなっていた

それでも、微かに残る電池の温もりが言った

「ありがとう」

それは、かつての子どもたちの声の残響だった


時が経ち、世界は再び変わった

液晶ではなく、映像が、音楽が、記憶が――一つの舞台で交わる時代

そしてある日

静かな闇の中、懐かしい“ピピッ”という音が響いた

彼の体が光り始める

不思議な空間

巨大なスクリーンに映し出された彼の姿

見覚えのない観客たちが、熱狂している

対峙するのは、巨大な戦士たち

剣を振るう者、炎を操る者、そして――笑う子どもの心

「……ボクの番か」

彼は、ドットの身体を弾ませる

昔と同じリズム

ベルを鳴らしながら

ただ“ピッ、ピッ”と動くだけ

だがその動きに、会場がどよめいた

シンプル

だけど、誰よりも“懐かしくて新しい”

それが彼の強さだった

世界は再び、彼の存在を思い出す

画面の中で、彼は無言のまま立ち続ける

小さなドットの笑顔

“古さ”と呼ばれたものが、今では“味わい”と呼ばれる時代


戦いが終わり、夜が来る

彼は静かに画面の奥に戻る

だが今度は、誰も彼を忘れなかった

液晶の中に、微かに光る一行の文字

「ボクは、止まらない」

たとえ電池が切れても、たとえ時代が変わっても

“遊ぶ心”の中で、彼はいつまでも動き続ける

そして今日も、どこかの誰かの笑顔の中で――

小さな電子音が響く

ピッ、ピッ、ピピッ


――過去は消えない、ただ形を変えて、今も誰かに愛されている


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