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歯車に祈る者

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)


 世界は、沈黙していた

 空は赤錆び、海は灰のように濁り、地はかつての神の骸で覆われていた

 この地の人々は“歯車”と呼ばれる巨大な機構を使って生きていた

 それは戦うための兵器であり、同時に信仰の対象でもあった

 古の時代――人類は天へと挑み、神を殺した

 その結果、神の意識は大地に堕ち、無数の“機械の心臓”として眠り続けている

 人々はその心臓を掘り起こし、再び神の力を奪い合っていた


 荒野の果てに、小さな村があった

 鉄と砂にまみれた村、そこで一人の青年が生きていた

 彼の名は レオル

 記憶を失った青年

 ただ、夜ごと胸に響く「機械の鼓動」だけが、彼の眠りを拒んでいた

 ある日、村の近くに眠っていた巨大な歯車が目覚める

 黒鉄の装甲に、脈動する光

 まるで彼を呼ぶように

 レオルはその機体に触れた

 そして――聞こえた

『お前は、私だ』

 刹那、脳を貫く閃光

 断片的な映像――崩れ落ちる都市、泣く少女、そして巨大な翼


 村は、帝国の“回収部隊”に襲われた

 目的は、覚醒した歯車――“第七遺構セプティマ

 レオルは気づいた

 彼が操縦席に座ると、機体が呼吸を始める

 まるで、意志を持つかのように

 そして、頭の奥に声が響く

『お前は、前にもここにいた

お前は私を捨て、神を裏切った

それでも――まだ、祈るつもりか』

 思い出せない

 だが、確かに知っている

 この痛みを

 この歯車を

 この世界を

 レオルは操縦桿を握り、歯車を走らせた

 敵の機体が砂塵を上げる

 鋼と炎が交錯し、空が赤く染まる

 “セプティマ”は呻き、咆哮をあげた

 その声は、まるで神の断末魔のようだった


 戦いの最中、レオルは空を見た

 黒雲を割るように、一つの巨大な輪が浮かんでいる

 それは、“歯車の神(デウスエクスマキナ)”と呼ばれる存在

 この世界の原罪そのもの

 帝国も反乱軍も、すべてはその器の一部に過ぎない

 人も、機械も、神の残響で作られたコピー

 魂さえも、再利用された部品にすぎないのだ

「……それでも、俺は生きている」

 レオルの瞳に、かすかな光が戻る

 歯車が応えるように回転を上げる

『ならば、お前の祈りを見せてみろ』

 空から降り注ぐ白い閃光

 帝国の主機「アーク・ヴェッセル」が神の断片を呼び覚ます

 世界が、再び終わり始める


 すべての音が消えた

 砂漠も炎も、時間さえも

 ただ一つ、歯車の心臓の鼓動だけが響いている

 レオルは操縦席で目を閉じた

 “セプティマ”の内側で、無数の記憶が走馬灯のように流れていく

 かつて、自分が神を壊したこと

 そして今、自分が神の欠片として生きていること

 それでも――人として、願いたかった

「俺は……この歯車と、生きたい」

 その瞬間、機体の光が世界を包んだ

 それは破壊ではなく、再起動の光

 神の再生ではなく、人の意志の始まり

 機械と魂がひとつになり、歯車は空へと昇っていく

 その姿を見た者は、こう呼んだ

「祈る歯車」――神なき時代の、新しい信仰


 世界はまた、回り始める

 失われた神の残響の中で

 歯車は祈り、人は罪を繰り返す

 だが、それでも

――希望は、まだ錆びきってはいなかった


「機械が人を超えたのではない

人が、神を模倣したのだ」


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