夢の翼
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
少年は眠れなかった。
時計の針が午前二時を指す。
部屋は静まり返り、外では雨がガラスを叩いていた。
その音が、まるで心臓の鼓動のように聞こえる。
眠ろうとしても、まぶたの裏には、今日の出来事が浮かぶ
――友達の輪に入れなかった昼休み
――運動会の最終走者で転んだこと
――笑い声
――下を向いたまま帰る夕暮れ
「……ぼくなんて、いなくてもいいのかな…」
呟いた瞬間、窓の外に一筋の光が走った。
それは星でも稲妻でもなかった。
“光る羽”だった。
気づくと、少年は見知らぬ場所に立っていた。
空が逆さま
地面が光り、星が足元で瞬いている。
風のような旋律が響いて、世界が歌っていた。
「ここは……夢?」
「そう――君の夢の“中”だよ」
声の主は宙を舞う存在だった。
赤と青の衣、月光を纏うような姿
どこか人間のようで、でも違う
その存在は、柔らかく笑って言った。
「私はナイト、夢の案内人
君の“心の夜”を、飛んで抜ける者さ」
ナイトは少年の手を取り、軽く宙に舞い上がった。
身体がふわりと軽くなる。
風が背中を押す。
地上が遠ざかり、星の海が広がる。
「怖い?」
「ちょっと……でも、気持ちいい……!」
空を飛ぶ
ただ、それだけのことが、涙が出るほど自由だった。
現実では一歩も踏み出せなかった足が、
夢の中では風を掴んでいた。
ナイトは微笑む
「夢はね、“心が羽を広げる場所”なんだ
でも、君の夢には“恐れの霧”がある
それが、君を縛ってる」
「……恐れの、霧……?」
「さあ、行こう
それを晴らしに行こうじゃないか」
二人は夜空を飛んだ。
星の海を抜け、虹の雲を越え、
たどり着いたのは黒い渦のような場所だった。
そこには、少年の“影”が立っていた。
歪んだ笑顔
泥のような目
それが、呟く
「飛べるわけないだろ
お前は失敗してばかりなんだ」
少年の体が震えた。
手から光が消える。
重力が戻り、体が落ちる。
「ナイト……!」
「――まだ諦めるな」
ナイトの声が響く
風が渦を巻く
少年の胸に、微かな温もりが宿った
「ぼく……また飛びたい
怖いけど、それでも……!」
少年の中から光があふれた。
翼が生まれる。
霧が砕け、影が消えていく
ナイトは笑った。
「そう、それが君の“勇気の形”さ」
空が白み始める。
夢の終わりが近づいていた。
「ナイト、もうすぐ目が覚めるの?」
「そうだね
でも、忘れないで
“飛ぶ”というのは、空を渡ることじゃない
どんな時も、前に進むことだよ」
ナイトは夜明けの光に溶けていった。
「……ありがとう、ナイト」
少年は空を見上げ、
朝の光を胸いっぱいに吸い込んだ。
目を覚ますと、窓の外は晴れていた。
学校へ向かう道、
少しだけ顔を上げて歩いてみる。
空の向こうで、風が囁いた気がした。
「さあ、今日も飛んでごらん
君の心が向かう空へ」
夢は終わっても、勇気は醒めない
夜の翼は、いつだって心の奥で羽ばたいている




