光継ぎの旅路 ― 灰の大地の少年
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
大地は、静かに死んでいた。
黒い灰が風に流れ、
枯れた木々は折れた骨のように突き刺さる。
人はもう、この荒野を「故郷」と呼べない。
数十年前の「大いなる破断」が、
土地そのものを奪い去ってしまったからだ。
それでも――
少年は歩いていた。
名をルオ
まだ十五歳
だが、彼の背にはひとつの“使命”があった。
「光継ぎの書」を、最後の塔へ届けること
その書物は、世界に残されたわずかな“生きる力”を
再び大地に呼び戻すと言われていた。
荒野の向こうで、少女が待っていた。
名はミレナ
小柄だが、精霊術を操る力を持つ
「遅いよ、ルオ
灰嵐が来る前に抜けたいって言ったじゃない」
「わるい……でも、見てたんだ…ほら」
ルオは灰の丘を指差した。
沈んだ地平線の向こうで、
一輪だけ――赤い花が咲いていた。
灰の大地に色が戻ることなど、ありえない。
それは“ありえないはずの奇跡”だった。
「……精霊たちが、まだ残ってるってこと?」
「たぶん…この書が、呼んだのかもしれない」
ルオは胸元に抱いた「光継ぎの書」を見つめる。
ページには淡い光が揺れ、
まるで心臓の鼓動のように脈打っていた。
その時――
地面が震え、黒い影が丘を崩しながら姿を現した。
《闇喰らい》だ。
破断のあと生まれた“影の獣”で、
生者と希望を食らって生きる存在。
「来た……!」
ミレナが精霊陣を描く
風が彼女の指先から生まれ、陣の紋様を包む
「ルオ、光のページを解放して!」
「ああ!」
ルオが書物を開いた瞬間、
灰の大地から微かな光が立ち昇った。
花の色と同じ、
赤い、かすかな命の色。
影の獣が吠え、
光が震え、
二人の周囲に灰嵐が舞い上がる。
ミレナの陣が風を巻き起こし、
ルオの書が光を広げ、
獣を押し退けようとする。
それでも、獣は迫った。
ただの子供たちの力では、
世界の闇は押し返せない。
「ルオ……もし、ダメだったら……」
「ミレナ、絶対に行く
どれだけ世界が黒くなっても……
最後の塔まで、必ず行く」
少年の言葉に、
ミレナの胸の奥でわずかに光が揺れた。
その瞬間――
赤い花が光を放った。
花びらが空へ散り、
無数の光の粒へと変わり、
獣を取り囲む。
獣は苦しむように吠え、
光に焼かれながら灰に溶けていった。
荒野に再び静寂が戻る。
「……助けてくれたのは、あれ?」
「うん。きっと“最後の精霊”だ」
ルオは花の散った場所を見つめ、
そっと祈るように目を閉じた。
「ミレナ…行こう!」
「うん……行こう
私たちが、光を継ぐんだよね」
二人の影は、
遠くの塔へ向かって伸びていく。
夕焼けが灰の大地を照らし、
その色は赤く、暖かかった。
それはまるで――
世界が、ほんの少し息を吹き返したようだった。
失われた大地と、
残された希望の旅
少年と少女は歩き続けた。
光を継ぐ者として。
壊れた世界の“最初の一歩”として




