空飛ぶ宅配便とジャズの風
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
青く広がる海、その向こうから吹いてくる風は少し塩辛くて
だけどどこか甘い匂いもした
海辺の街の空を、ひとりの少女がほうきに乗って飛んでいる
黒いワンピースに赤いリボン。背中には少し大きめのリュック
両手で抱えるのは「大切な荷物」だ
「よーし、今日は絶対に落とさないんだから!」
少女は自分に言い聞かせるように声を上げた
だが、その瞬間――
突風が巻き起こった
ほうきがぐらりと揺れる。少女の腕から、ぽろりと包みが零れた
「あっ! 待ってぇ!」
包みは空を舞い、石畳の広場の方へと落ちていく
その広場では、ちょうど陽気な音楽が鳴り響き始めていた
アコーディオン、トランペット、ドラムにコントラバス
旅の楽団が即興の演奏を始め、街の人々が集まって手拍子をしている
落ちていく包みは、まるで演奏のリズムに合わせて跳ねるようだった
「ジャーン! ドンドン! タッタッ!」
それを追いかける少女のほうきも、自然とそのリズムにのって上下に揺れる
「よし、音に合わせて!」
少女は体を傾け、風の流れを掴んだ
足元に広がる街の笑顔、拍手のリズム
音楽と風が背中を押してくれる
ほうきが舞い上がる
少女は一気に急降下し、
演奏のクライマックスと同時に、
見事に包みをキャッチした
「やったぁ!」
広場から歓声と拍手がわき起こる
楽団はそのままテンポを上げ、
まるで少女の成功を祝うかのように熱のこもったセッションを繰り広げた
少女は笑顔で包みを抱きしめる
「ありがとう、風! ありがとう、音楽!」
空を見上げる子どもたちが、指を差して叫ぶ
「魔女のお姉ちゃん、すごーい!」
「かっこいいー!」
少女は大きく手を振った
海風が髪を揺らし、街の空に笑い声とジャズの旋律が響く
荷物を届けること、それ自体がひとつの音楽になっていた
少女の心臓も、街の人々の拍手も、同じリズムで鳴っている
その日、海辺の街の上空は、即興で奏でられたジャズのステージだった




