埃をかぶったレコード屋
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
街の片隅に、ひっそりとしたレコード屋があった
長年シャッターは半分降りたまま
窓ガラスの向こうに並ぶのは色あせたジャケットや擦り切れたレコードばかり
かつては若者で溢れ、週末には試聴のための行列までできた店だ
だが今では、誰も振り返ることはなかった
店主の老人・庄司は、埃を払うこともなく椅子に腰を下ろし、ため息をついた
「もう処分するしかないか……」
重たい箱にレコードを詰めながら、その手はどこか震えていた
針の先で響いていた日々の音楽は、もう二度と戻らないと思っていたからだ
そこへ現れたのが、孫娘のユイだった
「おじいちゃん、ちょっと待って」
「なんだい、ユイ。もう誰も聴かない古い盤だぞ」
「いいの。部屋のインテリアにしたいの。色がすごく素敵だし」
そう言って、彼女はレコードを抱えて持ち帰った。老人は苦笑いしたが
心の奥に小さな灯がともった
数日後、ユイの部屋に並べられたレコードは、不思議な空気を纏っていた
夕暮れに窓を開けると、どこからかギターの柔らかな音が流れ始めた
――それはまるで、埃をかぶっていた盤たちが息を吹き返し、歌い出したかのようだった
ジャケットに描かれた鮮やかな色彩が壁に滲み出し、部屋は音と光に包まれた
「……これ、すごく気持ちいい」
ユイは目を輝かせ、自然と体を揺らした
それは《Breezin’》のリズム
ゆったりと風に乗るようで、どこまでも自由な音だった
ユイは次第に興味を持ち、プレーヤーを買ってきた
針を落とすと、ギターのメロディが部屋を満たす
学校での疲れも、将来への不安も、その音に包まれると自然と軽くなっていった
「音楽って……こんなに優しいんだ」
彼女は友人を部屋に招き、レコードをかけながら語り合った
やがて仲間たちの間で「ユイの部屋は風が吹いてるみたい」と噂になり
人が集う場所へと変わっていった
その様子を聞いた庄司は、静かに頷いた
「なるほどな……音楽は消えちゃいなかったんだ」
老いた耳にも、遠くから柔らかいギターが聴こえる気がした
古い盤はただの骨董ではなく、若い世代の心に新しい風を吹かせていた
埃をかぶったレコード屋はまだ閉じられたままだ
けれど、確かに音楽は生き続けている
それは《Breezin’》の旋律のように、どこまでも心地よく流れ
世代を超えて街に風を運んでいた




