古い写真館と新しい夢
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
祖父の写真館は、街の商店街の片隅にひっそりと佇んでいた
黒い木枠の看板は色を失い
ショーウィンドウには古びたポートレートと色あせた白黒写真
昭和の頃は七五三や結婚式で列ができるほど賑わったが
今では客足は遠のき、静けさだけが残っていた
孫娘のミナにとって、この場所は幼い日の宝箱だった
暗室の赤いランプ、現像液の匂い、古いカメラのシャッター音
すべてが祖父との記憶であり、何より大切な時間だった
だが祖父は腰を痛め、店を閉めることを考えていた
「もう時代が違うんだ。誰もこんな写真館に来やしない」
背中を丸める祖父に、ミナは首を振った
「そんなことない。ここには“ここでしか撮れないもの”がある。だったら……私が変えてみせる!」
翌週から、写真館は騒がしいアジトに変わった
友人たちが集まり、誰かは壁を塗り、誰かは照明を取り付け、誰かはカラフルな絵を描いた
スピーカーからはファンクのビートが流れ、自然と手足が揺れる
まるで即興演奏のように、作業はリズムに乗って進んだ
「これ、古いライカ? 映画に出てきそう!」
「ローライのレンズって、覗くだけでワクワクするな!」
棚の奥で眠っていた祖父のカメラたちは、オブジェとして息を吹き返した
その隣には最新のミラーレス一眼やLEDライト。古い記憶と新しい夢が肩を並べる
不思議で楽しい空間が生まれた
「ジャンジャン行こう!」
仲間たちの掛け声に合わせて、ミナは笑った。写真館が日ごとに変わっていく
その姿は、まるで音楽のクレッシェンドのようだった
オープンの日
通りがかった親子が扉を開け、子どもはアンティークカメラに目を輝かせた
母親は最新の照明の前で「インスタに映えるわね」とはしゃぐ
大学生のカップルは「記念日だから」と撮影を申し込み
老夫婦は「若い頃に戻ったみたい」と肩を寄せた
シャッターが切られるたび、笑い声が湧き、拍手が広がる
ファンクのリズムに合わせるようにミナの手は軽快に動き
撮られる人々は自然に体を揺らし、笑顔になった
壁一面に、その日の写真が映し出される
無邪気に跳ねる子ども、照れながら寄り添う学生、手を取り合う老夫婦
そこには、過去と現在が同じフレームに並ぶ奇跡があった
祖父は腕を組み、静かに目を細めた
「……本当に、お前の言うとおりだな。古い思い出も、新しくすればこんなに輝くんだな」
ミナは微笑み、まっすぐに答えた
「写真は“今”を残すもの。でも、古いものがあるからこそ、新しい“今”がもっと特別になるんだよ」
夜、シャッターを閉めたあとも、写真館にはリズムが残っていた
軽快で熱気に満ちた響き――それはまるで《Jan Jan》のライブのように
明るく、楽しく、そして人々を前へと駆り立てる音だった
祖父の写真館は、もう過去の記憶をしまい込む場所ではない
――そこは、新しい夢を写し出す舞台に生まれ変わったのだ




