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チキンから始まる未来

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

「チキン!」

校庭に響くその言葉は、まるで石を投げられるように胸に痛かった

勇気がない、弱虫だと笑われて、僕はいつも下を向いて歩いていた

友達がサッカーをしても混ざれず

授業で発表の順番が来ても声が出ない

──そうしてついたあだ名が「チキン」だった

その日も、ランドセルを背負って家に帰る途中、涙が止まらなかった

玄関を開けて誰もいない部屋に駆け込み、机に顔をうずめて泣いた

「なんで僕だけ……なんでこんなに弱いんだろう」


そのときだった

パソコンのスピーカーから、突然音が流れ出した

ベースが弾むように跳ね、ドラムが軽快に刻む

ホーンセクションが陽気に吹き上げる

《The Chicken》──ジャコ・パストリアスの音だった

僕は涙を拭き、顔を上げた

「チキン……?」

偶然のように流れてきた曲のタイトルに驚きながらも

音楽はどんどん僕を引き込んでいった

リズムは体を勝手に揺らし、重たかった心が羽のように軽くなる

ベースのフレーズはまるで「おいで」と誘うようで、

僕は思わず机の上で指を動かし、エアベースを弾いた

気づけば笑っていた。泣き顔なんてどこかへ消えてしまった

「チキンって……こんなに楽しいんだ」

胸の奥から、不思議な勇気がわき上がってきた


それから僕は、放課後にベースを習い始めた

最初は指先が痛くて諦めそうになったけど、《The Chicken》のリズムを思い出すと

自然に力が出た。弦をはじくたびに、あの日の涙が笑顔に変わった瞬間を思い出せた

やがて僕は、学校の音楽発表会でベースを弾いた

会場にいた同級生たちは驚き、あの頃「チキン」と笑った子たちまで手を叩いてくれた

ステージのライトを浴びた僕は、心の中でつぶやいた

「チキンは弱虫なんかじゃない。チキンは、音楽を連れてきてくれるんだ」


年月が過ぎ、大人になった僕はプロのベーシストになった

ライブハウスで《The Chicken》を演奏すると、観客が一斉に立ち上がって踊りだす

その光景は、僕にとっていじめられた過去をすべて輝きに変える瞬間だった

インタビューでこう聞かれたことがある

「どうして音楽を始めたんですか?」

僕は笑って答えた

「昔、チキンって呼ばれてたんです。でも、音楽が教えてくれました

チキンはいつか羽ばたいて、名前の通りにみんなを笑顔にできるって」

──あの日の涙は、もう遠い過去

チキンは、僕の弱さじゃなく、僕の誇りになったのだった。



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