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Thank You

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

就活の面接会場を出た瞬間、翔太は深いため息をついた。

「また落ちた……」

エントリーシートも、グループディスカッションも、面接も。

どれも「自分らしさ」を削り取られていく気がした。

ネクタイで締めつけられた首は苦しく、頭の中には空白しか残っていない。

夜の街をふらつきながら、ふと古びたレコードバーに足を踏み入れる。

そこから流れていたのは、ファンキーなベースリフ。


《Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)》──。

重厚なベースが地を這い、ホーンが高らかに叫び、ドラムが背中を押す。

「Thank You!」

ソウルフルなシャウトが翔太の胸を撃った。

店主が笑って言う

「これがスライだよ。『再び自分に戻る』って歌なんだ」

翔太はハッとした

就活の書類や面接で、いつしか「誰かが望む自分」ばかり演じていた

本当の自分は、どこに行ってしまったのか


ベースがグルーヴを刻み、翔太の心臓もそれにシンクロする

彼は学生時代、バンドでベースを弾いていた

その音は、仲間と笑い合った青春そのものだった

目を閉じると、面接で萎縮していた自分が、音に揺られて少しずつほどけていく

「俺は俺でいい。演じる必要なんてない」

音は彼を奮い立たせる

ステージのないバーの片隅で、翔太は思わずテーブルを叩いた

タン、タタタ、タン!

リズムが身体を突き動かし、頭の中ではバンド仲間の笑顔がよみがえる

涙がにじんだ

それは敗北の涙ではなく、「まだやれる」という熱の涙だった


曲は再びシャウトに戻る

「Thank You! Falettinme Be Mice Elf Agin!」

翔太は胸の中で一緒に叫んだ

「ありがとう……俺を、俺のままでいさせてくれて」


曲が終わると、街の喧騒が戻ってきた

だが、翔太の胸には新しいリズムが刻まれていた

「就活がどうあろうと、俺は俺を失わない」

そう呟き、夜風の中に歩き出す

空はまだ暗かったが、街灯のオレンジ色がまるでステージライトのように彼を照らしていた

孤独ではない

音楽が、仲間が、自分自身が──彼を支えている

そして、再び自分に戻る旅が始まったのだった


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