赤いサンバ
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
その町では、毎年夏の終わりに「赤い祭り」が開かれる
広場には提灯が並び、太鼓とクラーベの音が高鳴る
若者も老人も、商人も旅人も
皆が赤い布を身につけて夜のリズムへ身を任せた
──そして、最初のトランペットが鳴り響いた瞬間
石畳の影から、懐かしい人々の姿が次々と浮かび上がった
それは数年前に亡くなった祖母、戦地に行ったまま戻らなかった青年
幼くして逝った子供たち……
人々は驚き、やがて笑顔を浮かべる
「今年も来てくれたんだね」
町に伝わる古い言い伝え通り
曲が鳴り響く一夜だけ、死者は踊るために蘇るのだ
サックスが奔放に叫び、コンガが地響きのようにリズムを刻む
輪になった踊りの中に、死者たちが自然に混じり合う
かつての恋人と再会し、手を取り合って踊る女
父親の背中にしがみついて笑う幼子
老人たちは昔の仲間と肩を組み
若者たちは祖先と共にサンバのステップを踏んだ
生者と死者の区別はもうなかった
ただリズムがあり、笑顔があり
夜を埋め尽くすパーカッションと歓声があった
音楽は即興のように変化し、誰もが自分の人生を刻むように踊った
サックスが急に高みに駆け上がると、子供たちの歓声が応え
コンガが低くうねると、地面さえ震えているかのようだった
夜明けが近づくと、赤い布が風に揺れ、音はゆっくりと収束していく
死者たちは再び影の中へと溶けていった
涙を拭う者もいた
しかしその表情には悲しみよりも
「また来年会える」という確信に似た笑みがあった
最後のトランペットが余韻を残し、広場は静寂に包まれる
けれど人々の胸の中では、まだリズムが響いていた
──赤いサンバが奏でる、一夜限りの奇跡の調べと共に




