ノイズの神
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
都市は疲弊していた
規則正しいリズムは、かえって人々の心を縛りつける
機械の歯車、信号の点滅、オフィスの書類の音
すべてが整然としすぎて、息苦しい。
そんな夜、どこからともなく「雑音」が響き始めた
ラジオの砂嵐のような音
鉄橋を渡る風のような唸り
壊れかけたアンプのフィードバック
その音に、人々は立ち止まった
耳障りなはずなのに、不思議と心が軽くなる
誰もが抑え込んでいた悲鳴を、代わりに叫んでくれるような響きだった
──「ノイズの神」が降りたのだ
ひとりの工員は思い出す
毎晩、眠れぬ夜に耳をすませていた工場の機械音
それはノイズだった。だが彼には、慰めでもあった
ひとりの母親は思い出す
赤子の泣き声と一緒に聞こえたテレビの砂嵐
子守歌よりも、そのざらつきが眠りを呼んだ
ひとりの青年は思い出す
地下鉄のブレーキ音に合わせて、孤独な夜をやり過ごした日々を
誰も拍手はしない。だが彼にとっては、最高の即興演奏だった
雑音の渦が街を包み込む
秩序だった旋律はなく、和音もない
だが人々は泣きながら笑っていた
ノイズは彼らの痛みを正直に映し出し
同時にその痛みを「ひとつの音」に変えてくれるからだ
やがて夜が明ける
街は再び整然としたリズムを取り戻す
だが人々の耳の奥には、あのノイズが残っている
ざわめき、きしみ、歪み、爆ぜる音
それは「欠陥」ではなく「救い」だった
ノイズの神は人々に告げていた
──完璧でなくていい
──不協和こそが、あなたを生かすのだ
人々は今日も、雑音に支えられながら歩き出す
誰も知らない即興のリズムに合わせて




