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逆再生の街

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

廃墟の広場に一台のサックスが置かれていた

雨に濡れて錆びついたはずのその管は、夜になると不思議に輝きを増す

吹き込まれた最初の一音──

その音はまるで湖面に落ちる一滴の雨のように、静かに響いた

だが街は応えた

崩れた壁が立ち上がり、ひび割れた窓がふたたび透明を取り戻す

──音が時間を逆に動かしている

街全体が「録音された旋律」であるかのように、

一音ごとに過去へと巻き戻っていく


次のフレーズは、鳥の叫びにも似た鋭い音

街灯の光が遡り、深夜から宵へ、宵から夕暮れへと逆流する

サックスの即興は止まらない

高音の跳躍と低音のうねりが交差するたび、

街はあるべき姿を忘れ、見知らぬ時代を映し出す

舗道の石畳は土へ、土はやがて水路へと変わり、

車のクラクションは馬車のひづめの音に姿を変える

旋律はもはや旋律ではなかった

それでも確かに「歌」であった

人々の笑い声が影のように蘇り、

消えた建物が音のかけらと共に立ち現れる

まるで街そのものがサックスの息に導かれ、

即興で奏でる「逆再生の交響曲」を響かせているようだった


やがて音は細く、弱くなっていく

フレーズは断片になり、音は風の中に溶けていった

静寂の中、そこに残っていたのは──

草原、川のせせらぎ、まだ都市になる前の景色

男はサックスを下ろし、深い息を吐いた

街はもう存在しない

だが耳の奥には、確かに旋律が残っている

それは「逆再生」ではなく

ただ「街が奏でてきた物語の記憶」だったのかもしれない

彼は気づく

音楽とは未来を描くものではなく、

過去を呼び戻す力でもあるということを


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