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雨のピース・ピース

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

窓の外で雨が降り続いていた

街灯の明かりを細かく揺らし、アスファルトを打つ音は心を重くするようだった

彼女はベッドに座り込み、ただ雨を眺めていた

数週間前に亡くした彼氏の姿が、雨粒の一つひとつに映り込むようで、涙が止まらなかった

「どうしていなくなってしまったの……」

声にした途端、孤独が押し寄せてくる

部屋の時計は進んでいるのに、彼女の時間は止まったままだった

その時、下の階から微かにピアノの音が聞こえてきた

静かで、穏やかで、しかし確かに胸に触れる旋律

――《Peace Piece》

雨音と重なりながら、そのピアノは彼女を呼んでいた


彼女は階段を降り、ピアノの音が響く部屋の前に立った

扉は少しだけ開いており、そこから柔らかな光と旋律が漏れていた

中に入ると、誰の姿もなかった

ただ一台のピアノがあり、鍵盤がひとりでに押されていた

不思議と恐怖はなく、むしろ安らぎに包まれた

音に導かれるまま彼女は目を閉じた

すると、記憶が鮮やかに蘇ってくる

――雨の日のデート

二人で傘を忘れてずぶ濡れになりながら笑ったこと

――夜のカフェ

彼がふざけてピアノを弾き、店内の客が笑顔になったこと

――最後に交わした言葉

「大丈夫、明日も一緒にいるから」

ピアノはそれらの記憶をなぞるように響き、彼女の心に深く沁みこんでいった

涙は止まらなかったが、不思議と悲しみだけではなかった

音は失われた彼を再び隣に呼び戻すように響いていた


旋律はゆっくりと収束し、最後の和音が雨音に溶けて消えた

気がつけば、ピアノは静かに佇むだけで、誰も弾いてはいなかった

だが彼女の胸には確かな答えが残っていた

――彼はもういない。けれど、思い出と共に生きていくことはできる

窓の外を見ると、雨は少しだけ弱まっていた

彼女は深く息を吸い込み、涙を拭った

もう一度、歩き出すために


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