都会のリズム
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
朝六時
巨大な工場のサイレンが鳴り響き、都会の片隅にある鉄の建物が息を吹き返す
油に染みた床、無数のベルトコンベア、そして鉄を叩くハンマーの音
だが、それはただの騒音ではなかった
規則的に刻まれるリズムは、まるでドラムのスネアのよう
ベルトの回転音はベースのウォーキングラインに変わり、火花の散る音はトランペットのアクセントのように響く
工員たちはまだ眠気を残した顔で働き始める
しかし若者の一人――浩一は耳を澄ませ、思わず笑みを浮かべた
「これは音楽だ」
午前中、プレス機が一定の間隔で打ち鳴らす
ドン、ドン、ドン
それはまるでベーシストが四拍子を刻んでいるようだ。
そこに旋盤の唸りが重なる
ギュルルル……シャーン!
金属の摩擦音がシンバルのクラッシュとなり、工場はジャム・セッションの真っ最中になった。
昼休み、工員たちは弁当を広げながら笑う
だが浩一は机を指で叩いていた。
「タン、タタン、タンタタ…」
ハンマーのリズムを模倣し、工場全体をビッグバンドに見立てる
「おい浩一、お前、頭おかしくなったんじゃないか?」
先輩がからかう
だが彼は真顔で答えた
「違うんです。街の音も、工場の音も、みんなジャズなんですよ」
午後、日差しが差し込む中で機械の音はさらに熱を帯びる
油圧プレスがアクセントを刻み、荷台を動かすフォークリフトの警告音がトランペットのハイトーンになる
そこへ工員たちの掛け声が重なり、まるでコーラスのように響いた
浩一の頭の中では、すでにスウィングの大編成が鳴っていた。
リーダーは工場長――スティックを持たない指揮者
奏でる楽譜は存在しない
だがこの街のリズムそのものが、即興の譜面だった。
夕方、仕事を終えた工場が静まる
サイレンが一日の終わりを告げ、機械たちは眠りに就く
だが浩一の耳には、まだあのリズムが鳴り響いていた。
規則正しい機械の拍動、汗にまみれた仲間の声、それらすべてが都会の交響曲
夜、帰り道の高架下
電車のガタンゴトンという響きがドラムロールに変わる
ネオンの点滅はライトのフラッシュ
車のクラクションはトランペットの合図
浩一は足早に歩きながら、心の中で叫ぶ
「この街ぜんぶが、俺たちのビッグバンドだ!」
彼の足音は次第に速くなり、スウィングのリズムを踏み鳴らす
そこへ電車の轟音、クラクション、遠くの工場の残響が重なり、
まるで街全体が一斉に「Sing♪Sing♪ Sing♪Everybody start to sing♪」と奏でているかのように、
熱狂の渦へと変わっていった
都会のリズムは止まらない――それは永遠に続くジャム・セッションだった。




