眠りの旋律
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
夜が深まり、街の灯りが静かに遠のくころ
美咲の部屋には、ひとつの決まった習慣があった
ベッドに潜り込み、古いレコードプレーヤーに針を落とす
かすかなノイズの向こうから、サックスの柔らかな旋律が流れ出す
それがなければ眠りは訪れない
旋律は彼女にとって夢の扉を開く鍵だった
音楽と眠りの結びつきは、幼い日の記憶に刻まれている
まだ五歳の頃
両親は共働きで夜遅くまで帰らず、夜をともに過ごすのはいつも祖父だった
泣き疲れても眠れない孫娘の枕元に腰を下ろし、祖父はそっとトランペットを持ち上げる
ゆっくりと、柔らかく
深い夜を破らぬよう、子守唄の代わりに吹かれた旋律
その音色は涙を乾かす風となり、暗闇をやさしく揺らす灯火となった
「音楽は風みたいなものだよ」
祖父は微笑みながらそう語った
「見えなくても、必ずおまえを包んでくれる」
その言葉は、美咲の胸に永遠の約束のように刻まれた
やがて祖父がこの世を去ったあとも、その夜の光景だけは鮮やかに蘇る
枕元で吹かれた旋律は、彼女の中で決して途切れることなく鳴り続けていた
だからこそ、美咲にとって音楽は眠りの条件であり、眠りそのものが祖父との再会でもあった
レコードから流れるひとつひとつの音が、遠い記憶の扉を叩き、夢の中で彼女を祖父の腕へと導いていく
今夜もまた、彼女は針を落とした
ピアノの前奏に続き、サックスが寄り添い、部屋は透明な音に満たされる。
美咲は布団を引き寄せ、静かに目を閉じた
外では風が揺れ、遠くで犬が吠える
それらの音もまた、伴奏の一部のように溶け込んでいく
呼吸は次第に深く、穏やかになった
夢の入り口で、美咲はそっとささやく
「おやすみ、じいちゃん」
その声は音楽と重なり、部屋の闇に溶けていった
旋律は見えない風となり、少女をやさしく抱きしめる
夜は静かな揺り籠となり、彼女を眠りの深みへと導いていった




