風より速く──、軽石の光の王!まっすぐ駆けろ!
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
オレの名前は言えないが、まあ、そうだな──
「風より速い」と呼ばれたこともある。
オレが初めて“覚醒”したのは、新潟。
真夏の直線、あの一本道の勝負だった。
ぐにゃぐにゃ曲がらず、ただひたすらまっすぐ。
「お前に合ってるぞ」って、相棒は笑った。
アイツの手綱は軽い。けど、芯がある。
オレの癖も気性も全部知ってて、それでも真正面からぶつかってきやがる。
だからオレも応えるしかなかった。
──ゲートが開く。
音も、風も、全部後ろに置いていく。
内も外も関係ない。外ラチなんか見ちゃいない。
見てるのは、ただ、ゴールのその先。
風が唸る。脚が燃える。
たった54秒。だが、あの夏、オレは世界一気持ちよかった。
そっからだ。
オレは変わった。いや、みんなの目が変わった。
「ただのスピード馬じゃない」
「こいつ、G1でもやれるぞ」ってな。
正直、オレは強いとは思ってなかった。
気分屋だし、ムラもある。
だけど──“まっすぐに走る気持ち”だけは、誰にも負けねえと思ってた。
そして、来たんだよ。
秋の大一番、スプリンターズステークス。
世の中には、重賞を何度も勝った連中がわんさかいる。
でもな、あのとき、オレの心は一つだけだった。
「行くぞ」
ゲートが開いた瞬間──
オレはもう、“誰もいない道”を走ってた。
相棒が言った通りに、いや、言葉すらいらない。
オレたちは風になった。
誰にも追いつかせねえ。
コーナー? そんなもん気にしちゃいねえ。
オレたちは、オレたちの直線を、勝手に作って走ったんだ。
──そして、オレは、一着でゴールを切った。
「勝った……!」って叫んだ相棒の声が、
オレの耳にもちゃんと届いてた。
芝が揺れて、観客が沸いて、空がやけに青かった。
あの瞬間──オレは、「風そのもの」になれた。
今じゃもう、オレは引退して静かな牧場でのんびりしてる。
でも、目を閉じれば、あの夏と、あの秋が蘇る。
新潟の直線。
そして、スプリンターズの歓声。
「オレは走った。まっすぐに、誰よりも速く──」
あれが、オレの全てだった。
──なあ、そこの若いの。
お前も、走るのか?
だったら、覚えとけ。
速さってのは、ただの数値じゃねえ。
信じた道を、まっすぐに走る覚悟のことを言うんだよ。
風の匂いを胸に抱いて、いけ。
お前の“直線”を、見せてみろ──!




