七月二十六日の手紙
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
ぼくの名前は、「七月二十六日」。
けれど、誰もぼくをそう呼ばない。
ぼくのことを知ってる人も、覚えている人も、年々減っていく。
それでいい、とも思う。
でも、ほんのすこし、寂しいんだ。
ぼくが生まれたのは、ある戦の終わりに近い夏のことだった。
とても暑く、空がむせかえるように白かった日だ。
空の向こうで、三つの声が集まり、ある紙切れに印が押された。
それは、「終わり」を告げる言葉だった。
でも同時に、それは「始まり」を望む言葉でもあったんだ。
ぼくは「選ばれた日」だった。
けれど、ぼくの名が読まれるとき、人々はたいてい顔を曇らせる。
胸に沈殿したものが、そっと浮かび上がる。
ぼくは、「平和になれ」と叫んだ声の影だ。
ぼくは、「もうやめよう」と願った涙の残り香だ。
ぼくは、「生きていてほしい」と震えた手の温もりだ。
けれど、誰かにとっては、
ぼくは「遅すぎた日」であり、
「聞こえなかった声」であり、
「届かなかった願い」だった。
ぼくは今も、記憶の中に立っている。
崩れた校舎の影、土のにおい、焼けた鉄の味、
子どもが落としたビー玉──
どこにもないけれど、どこにでもある。
耳を澄ませば、あの夏の足音が聴こえるはずなんだ。
ある年の記念日、
ひとりの老人が、ぽつりとベンチで言った。
「おまえさんのことは……忘れんよ」って。
その人はもう、もういない。
でも、その言葉だけは、ぼくの胸に灯のように残ってる。
だから、ぼくは名乗り続ける。
誰にも聞こえなくても、風にかき消されても。
「ぼくは、七月二十六日。
終わりを伝えに来た日。
始まりを祈った日。
どうか、もう、繰り返さないでと願った……ただの、ひとつの日。」
蝉が鳴いている。
暑い夏が、また来たね。




